河合塾では夏期講習の申し込み受付が迫っているため、最近、講習についての質問をよく受けます。河合塾生の場合は、なんといっても文化史が弱点になりがちなので、必ず夏休みに対策するように願います。
先日も「細かい文字がびっしり書いてあるプリントで大丈夫じゃないんですか?」という質問を受けました。いやいや、あれはABランク用語「のみ」を説明したものなのですよ。C・Dランク用語がどれほどたくさんあるのかわかっていませんね。このあたりの勘違いは過去問を解いて実感しないかぎり、わからないのかもしれません。くれぐれも手遅れにならないようにお願いします。
こういう人には、夏休み前に行う「日本史道場」で目覚めてもらうのが一番です。
さて、夏期講習についての質問をいただきました。紹介します。
<Nさん>
藤沢現役館で石黒先生の通年授業を受けてる者です。夏期講習のことでお聞きしたいのですが予算と時間的に日本史を一講座しか受けれません。早慶を志望しています。近代史は学校でもやっています。なので早慶大日本史とテーマ史で迷ってます。私は土地制度がぐちゃぐちゃでちゃんと聞きたいなと思ってます。でも早慶大目指しているので早慶大日本史も捨てがたいです。どっちをとった方が良いのでしょうか?
<石黒>
悩ましいところですが、「早慶大日本史」でハイレベルな問題の解答プロセスを身につけることと、実際の合格者と自分とのギャップを知るべきでしょう。土地制度史は『でる日講義−経済・外交史(前近代)−』でも丁寧に講義をしていますが、予算的に難しいようであれば、何かしらフォローしてください。
<Nさん>
わかりました!お返事ありがとうございます!もう少し親と相談してみます。だめだったら早慶大日本史を受講することにします!土地制度は通年授業で流れを把握できる程度の説明はしていただけますか?
<石黒>
もちろん、土地制度史はレギュラー授業で十分説明します。ただし、何週にもわたって登場するため、つながりがわからなくなる人がいるわけです。
ちなみに、前回の6番ページで出てきた土地制度の話は、土地制度史のなかでもっとも簡単な部分です。そこを難しく感じたということは、この先が心配です。心してかかってください。
夏期講習についての定番質問は、以下のページでお答えしていますので、気になるかたはごらんください。
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