問題集を解くときに、やり直すときのことを考えて、
問題部分にチェックを入れない人がいます。
しかし、そうするとケアレスミスが多くなります。
たとえば正誤問題で、
正文選びの問題なのに、誤文を選んでしまうとか、
誤り箇所に×をつけたり、
怪しそうなところに△をつけたりできません。
史料問題でもキーワードに下線が引けませんし、
空欄穴埋め問題で、重複する空欄も印をつけることができません。
入試本番では、あちこちにチェックをしながら問題を解くべきですが、
その予行演習にならない問題演習なんて、実に本末転倒です。
どうしても問題集をやり直したいなら、
もう一冊問題集を買えばいいんです。
コピーしてから解くなんて、時間がかかるだけバカです。
そもそもコピー代がかかるじゃありませんか。
そういう点では赤本は値段が高くて困りものですね。
というわけで、問題集はいざとなったらもう一度買えばいいのですが、
講習のテキストはそうはいきません。
2冊目を販売してくれる予備校はないでしょう。
さすがにコピーしておいた方がいいのでしょうか。
また、テキストに直接答えを書いたりせず、
ノートに書いておくべきなのでしょうか。
ここ数日、そうした質問を2人から受けました。
<Hさん>
お忙しいところすみません。夏期講習の早慶難関大の日本史の問題の自分の答えは直接テキストに書いた方が良いでしょうか?それともノートに書いた方が良いでしょうか?自分は間違った所の見直しはしますが、もう一度解く事はしません(直前期は見直すかもしれませんが…)。ただ、解答までのプロセスやメモなどがかなりあると思ったので迷いました。どうでもいいことかもしれませんが返信よろしくお願いします。
<石黒>
直接テキストにやってしまってかまわないでしょう。
正誤問題にしても史料問題にしても、
どう解いたかを書きのこす必要がありますから。
テキストのコピーを取ってそこに書くという手もありますが、
100ページ以上あるので時間もお金ももったいないです。
あとで見直す際には、
「こうやって解いたんだよな」と納得するだけで良いと思います。
自分の習得度のチェックには、また別の過去問を使ってください。
<Hさん>
返信ありがとうございます。そうすることにします。講座までに、ノート復習をばっちりやって挑みたいと思います。