鎌倉幕府2代将軍源頼家の子に、
「一幡(いちまん)」という人物がいるのをご存じですか?
先日、ある校舎でA君からただならぬ噂を聞きました。
A君の友達のB君が、某予備校でこんな経験をしたというのです。
B君は、去年僕の授業を受けていた人で、
今は浪人して某予備校で授業を受けているんだそうです。
そして、そこの先生に「一幡なんて覚えてるヤツいるか?」と聞かれ、
「ハイ」と答えると、
「どこで教わったんだ? そんなの出ないぞ」
と言われたそうなんです。
毎度のこととはいえ、えぇぇ? ですよ。
僕はすかさず言いました。
「おいおい、國學院大や学習院大の問題見てないのかよ?」って。
これはまた聞きなので、どこまで事実かはわかりませんが、
ほんとだったらひどすぎますよ。
A君も「よく『出ない』って断言できますよねえ」と言ってました。
その時はパソコンを持ってなかったので、
帰宅後、データを見てみたところ、
1993年の國學院大と2006年の学習院大で出ていました。
いや、ほかにも2000年慶應や2002年青学でも出題されています。
そして、もしや……と思って、例の某参考書を見てみると、
「一幡」は掲載されていませんでした。
なぜ……?
そしてその先生は、青学や学習院はもちろん、
慶應の問題すら見ていないのでしょうか……?
あ、日東駒専あたりを狙うクラスの先生なのかもしれませんね。
いや、でもB君の志望校は早稲田のはずなんです……。
去年、僕の授業を受けていた人で、
どこかで別の先生に教わっている人は、
同じような経験をしている可能性がありますね。
「先生」という立場の人にこんなふうに言われたら、
生徒は気持ちがぐらついて当然です。
でも、出題データに関して、不安がる必要はまったくありませんよ。
安心して去年のノートをもとに勉強してください。
それにしてもこういうハッタリ先生って、
世の中にいったいどれくらいいるのでしょう?
今年に入ってから、この手の話はもう何度も聞きました。
それでもまだ氷山の一角なんじゃないでしょうか?
だとすれば、そのテキトー情報を鵜呑みにしてしまっている受験生は、
全国にどれほどいるのでしょう?
皮肉なことに derutoko.com 教材は市販もしていないため、
メジャーな参考書ではありません。
ということは、これで真実の出題データにもとづいて学習すれば、
入試で大きな点差を付けることができると思いませんか?
僕にとってはあたりまえの用語でも、
実は意外とニヤリできる用語がたくさんあるようです。
もちろんその逆も結構あるみたいですよ?
ひとつだけ例をあげるなら、四等官制の漢字ですね。
以前に情報公開しちゃっています。
ちなみに「一幡」はDランク用語なので、
『読むだけ日本史(1)』には載っていません。
一方、『難関大用語集解』には当然掲載されています。
こういう本当のDランク用語をGETしたい人は、
ぜひ、『難関大用語集解』をお使いください。