早慶対策講座の心構え

通年授業では他の先生の授業を受けていて、
夏冬の講習だけ僕の授業を受けてくださる方がいます。
しかし、これを余裕な気持ちで受講できる人はあまりいません。
授業内容のレベルの高さに愕然としてしまう人が多いようです。
「今までどういう勉強をしてきたのだろう?」
と僕の方が疑問に思ってしまうほどです。
推測すると、以下の4つが弱点な人が多いようです。

 (1)意外と出題される用語・内容を習得していない。
 (2)歴史事項の時期をきちんとつかめていない。
 (3)用語は覚えていても理解が浅く、
  正誤問題で問われるポイントがわかっていない。
 (4)正解を導き出すプロセスをはずしがちである。

そもそも「ここまで正解して当然」という目標値が、
全然違っていることも多いです。
9割正解することを見慣れているか否かの違いでしょう。
‘ぬるま湯’につかったままでは、
最難関大合格を夢見るのは「ふぁんたじー」としか思えません。
というわけで、夏に早慶大向けの講座を受講する方は、
しっかり学習をして準備万端でのぞんでください。

そして、実際に他の予備校から受講しに来てくださる方と、
こんなメールのやりとりをしました。
紹介します。

<Aさん>
(前略)自分は予備校(河合塾津田沼校大受)に通っています。予備校まで電車で片道一時間あるのでその時間に有効活用させていただいてます。メールで言う事でないかもしれず恐縮ですが、夏期講習に先生の早慶難関大の日本史を受講する予定です!なぜ先生の授業を受講しようと思ったかと言うと、河合塾の先生はけっこう深いところの語句までは授業プリントで示してくれるのですが具体的な出題歴を示してくれず「これ覚えて意味あんのかよ」と心の中で思っていて実際に覚えていません。笑 なので具体的な出題歴を示してくださる先生に頼ろうと思いました。早稲予備での通常授業期間は金銭的な都合で先生の授業を受講することができないので講習期間だけお世話になるので未熟者ですがお願い致します。重要なことを書くの忘れてました。笑 自分は現役のころはいわゆるMarchレベルを志望校にしていました。ですが今年浪人することになり早稲田と上智を目指して勉強しているのですが、恥ずかしながらまだ早稲田と上智の本当のレベルを知りません。早稲田は社学、上智は経済(経営)・外国語(ドイツ語)を考えていてこれらの赤本は見ました。感じたことは「ヤべぇ全然たんない」って事でした。しかもどう補っていいのかもわかりませんでした。国語が大の苦手で英語と日本史で引っ張っていきたいと考えているので”最”難関の日本史に本気で取り組んでいきたいです!後もう一つ。先生の早慶難関大の日本史にはどのような心持ちで臨めばいいでしょうか?いろいろと不安です。ご多忙の所このような長文申し訳ありません。読んでいただき質問にも答えて頂けたら光栄です!ブログも毎日チェックしてます!笑

<石黒>
『聴くだけ日本史』を使ってくださって、ありがとうございます。
「早慶難関大の日本史」については、
過去の受講生からの感想を以下のエントリーで紹介していますので、
これらを読めばどんな様子の授業かがわかると思います。
夏期講習の感想をいただきました(1)
夏期講習の感想をいただきました(2)
夏期講習と『難関大用語集解』の感想(2)
早慶難関大の日本史の感想

心持ちはともかくとして、それよりも
実際にハイレベルな部分まで学習してから講習に臨まないと、
大変なことになると思います。
通年授業を受けていない人向けの記事を紹介しますので、
これを参考にして十分に力をつけておいてください。
石黒の授業を、受講できない方へ

講習では、一見難問に見える問題でも
8~9割取れてしまうということを示しますので、
自分の点数との落差に愕然として、
5日間出席し続けられない人も出てきてしまうほどです。
実力と精神力を鍛えてきてください。