入試本番までの階段

通年授業が終わりました。
ワセヨビの現役生はもう少し続きますが、
河合塾やワセヨビの高卒生は今週で最後なのです。
早稲田政経志望の人は、これでようやく論述問題に取り組めますね。
この学部は戦後から出題されるのが基本なので、
なかなか早い時期から対策ができないのです。
慶應経済も戦後の出題が非常に多いです。
順調に復習ができていない人にはキツイでしょうが、
近現代をペースよく習得してきた人は、
いよいよ論述対策のスタートです。
早稲田政経や慶應経済は、私大文系最高峰なのですから、
誰よりも効率よく、密度の濃い学習をしていなければなりません。
時々「第一志望は早稲田です」と言うわりに、
その学習水準が全然早稲田に届いていない人がいて驚きます。
「口だけ早稲田」なのでしょうか。
早稲田を受験することがファッションのような感じです。
夢から覚めたときに空しくならないのでしょうか……。

さて、もう12月です。
入試本番までのスケジュールはできているでしょうか?
何日までに何をどれだけこなしていなければならないか、
はっきり紙に書いてありますか?
人によっては、ゴールまでの階段がかなり長い人もいるでしょう。
その場合は、普通に一段一段のぼっていては、
2月の本番までに間に合いません。
一段飛ばしでのぼれば間に合うのか、
二段飛ばしでいかなきゃ無理なのか、
自分の歩いているペースで間に合うかどうかは、
常にチェックが必要です。

僕の場合なら、『MARCH学習院あるあるチェック』と、
上智大向けの新教材の制作です。
どの日までにどこまで終わっていなければならないか、
しょっちゅうイメージしています。
ゴールまでにやらなければならない作業と、
それにかかる時間を考え合わせつつ、
今自分がどの段階まで来ているかを確認するのです。
だから、口癖は「どこまで行ったんだ?」なのです。
もちろん自分に聞いてるんですよ。