突然増えた階段

昨日のエントリーを書いた直後にスタッフから、
「先生、5日が締切の原稿があります」
と言われ愕然とさせられました。
「階段の長さをつかんでおこう」なんて言っておいて、
自分の方がつかんでいなかったなんて洒落になりません。
階段が増えてしまった気分です。
山登りでもよくあるんです。
下から見上げて「あのあたりが頂上かな?」
なんて思いながらそこにたどりつくと、
実は頂上はもっと上だったってことが。
これはどっと疲れます。

たとえ話をもう一つ続けましょう。
「あと20分くらいで頂上かな?」なんて思いながら登っていて、
上から降りてくる人がいると、
「後どれくらいで頂上ですかね?」って聞くことがあります。
ところが「まだまだ1時間くらいはかかりますよー(にこにこ)」
って返ってきたりすると、がっかりしてへたりこんでしまいます。
頂上を知っている人から見れば、
登っている最中の人がどの位置にいるかはわかっちゃうんですね。
自分には見えていないのに、
人には自分の立っている位置が見えている……。
受験みたいだと思いませんか?
全体を見わたせる地図で、常に自分の位置を確認していないと、
ゴールする前に日が暮れてしまいそうです。
位置がわかれば、「このペースじゃヤバイ」って気づきますよね?

そして、僕も気づいたわけです。
まだ書いてない原稿があることに。
言いわけをするようでみっともないですが、
忘れていたわけではないのです。
一週間前くらいには、その下準備もしていたのですから。
……でもやっぱり忘れてたんですかね。

実は某社でだいぶ前に講義を2本撮影しました。
文化史対策とセンター対策の授業です。
それが来年度、ある予備校で導入されることになりました。
で、導入にあたって定期テストみたいなものが必要だというのです。
かなりあわてましたが、スタッフに下準備を頼んであったので、
猛スピードでなんとか仕上げました。
さすがに明け方までかかってしまいましたが。

これでセンター対策の方はできあがりましたので、
後は1月9日締切の文化史対策の方だけです。
忘れないようにここに書いて自分に言い聞かせているつもりです。
ただ、年内いっぱいはまったく余裕がないので、
年明け、それも講習明けの締切直前にしか、
時間が取れそうもありません。
昨年なら『MARCH学習院あるあるチェック』の執筆で、
最後の追い込みをかけていた時期です。
今年はこれを前倒ししてやっていますから、
幸いなんとか時間が取れるはずです。
後はその作業にどれくらいの時間がかかるか、
見積もっておく必要がありますね。

というわけで『MARCH学習院あるあるチェック』の執筆にもどります。
昨年より数段パワーアップしたものができつつあります。
お楽しみに。