ようやく映像教材が完成したので、
僕は2008年度入試のデータ入力に没頭しています。
作業のあらましはこんな感じです。
まず入試問題を解いて、
自分の解答を赤本と旺文社の『入試問題正解』で確認します。
そして解答を導き出すのに必要だった知識を、
打ち込みます。
空欄穴埋め問題なら、それを導き出すフレーズも書きますし、
正誤問題なら、正誤を判別するためのポイントを全部入力します。
一つの文を正文と判別するために、
かなりのポイントを入力しなければならないことも多々あります。
めんどくさいのは史料問題ですね。
史料問題データベースが別にあるので、
そちらにも空欄となった語句、
意味が問われた下線語句などを入力するのです。
これをやっていると、時間があっという間に過ぎるのですが、
「おーっ、言ってたヤツが出た!」と思うことはしょっちゅうです。
ちゃんと名指ししていた大学で出題されていると、
狂喜乱舞するわけですが、
ほんとにその授業を受けていた生徒が覚えているとはかぎらないので、
「あー、ひとりよがりじゃなきゃいいケド」
と思うこともしばしばです。
まあ、授業をすみずみまで拾っている人がいることを信じて、
きっちり講義をするしかないんですけどね。
さて、今日は先日のやりとりの続きを紹介します。
<Iさん>
返答ありがとうございます。幸い、『受験生が本当にほしかった問題集』は重宝してるので、講座までにしっかり身に付けておきたいと思います。史料対策は、用語自体あやふやなものがまだありますので、そういった基本的なことを復習してもっと確実に身に付けてから、史料を本格的にやるのでも大丈夫ですかね?それとも復習と史料を同時に進めるほうが確実に良い方法なのでしょうか…?というのも、ブログ記事で早稲田ならまず中世史料とあったので、ある程度まとめてこなしてしまいたい気がするからです。乱文失礼しました。
<石黒>
普通の問題集でも史料問題集でも,
「完璧に覚えてからやる」という人は、
多くの場合「覚える」こと自体がなかなか終わらず、
問題演習がおろそかになりがちです。
悪いのは「完璧に覚えた」はずが、
問題を解いてみるとそれが解けるレベルの学習に達していなくて、
結局また覚え直さなければならない……というパターンです。
そうした事態に陥らなければいいのですが……。
古代・中世……と区切って解くのは良いと思いますが、
もうこの時期ですから、
古代・中世にそれぞれ1週間ずつしか時間は取れませんよね?
そう考えると、
もう「後でまとめてやる」も何もないような気がします。
予備校に通っていない人は、とかくペースが遅くなりがちです。
スピード感を持って学習を進めてください。