内閣別のオリジナル年表を作るべき?

先日のやりとりには続きがありました。

<Kさん>
アドバイスありがとうございます。危うくまた道を踏み外すところでした。近現代の問題集は先生のものとあとはZ会のものしか持っていないので、受験生が本当に~を終えたら過去問とZ会をやりたいと思います。受験生が本当に~の復習として書きなぐりはやめます。昔Z会の問題集に近現代の内閣毎の年表が付いていたので、A~Dランク用語はマーカー、Eランク用語はチェックと言った手順で書き加えてオリジナル年表を作ろうと思っているのですが、自分の勉強法に自信が持てないので先生のアドバイスをいただきたいです。先生の内閣プリントに書き加えようかと思ったのですが、空いたスペースがZ会の方が広いので、内閣プリントは聴くだけと内閣整理を中心にZ会の年表はミス問題チェック表として活用しようかと思っています。よければアドバイスをお願いします。やりとりについては同じ独学者で私のように勘違い勉強法を続けている方もいると思いますので是非載せてください。

<石黒>
その辺りの勉強法については人それぞれだと思います。
たとえば通年授業を受けている人だと、
覚えるべき用語のすべては40面ノートにあるので、
内閣プリントはそれほど細かくなっている必要はないのです。
むしろ細かすぎるとプリントそのものが頭に残りにくくなります。
一例を挙げるなら、
「第4議会」は書いても「建艦詔勅」までは書かないとかです。
また、年表形式だと単純に箇条書きが延々と続くだけですから、
位置による記憶があいまいになります。
そのため内閣プリントは枠による整理となっているのです。
ちなみに内閣プリントをB4やA3に拡大すれば、
余白は大きくなります。
実際、授業で配布しているプリントはB4サイズですし。
どちらにしろ覚えきれていない用語は、
問題集や教科書のあちこちに散らばったままにせず、
ちゃんと集約しておくべきでしょうね。
またランクにこだわりすぎるのも時間のムダかもしれません。
「どの用語もランクを調べないと気がすまない」
なんてなったら本末転倒ですから。
自分のしていることが意味があるかどうかは、
先を見渡して常々チェックする必要があると思います。

『でる日講義−つながる近現代−』をお使いの方でしたら、
何よりも「つな近ノートファイル」に集約すべきでしょう。
その方法はこちらに詳しく出ています
わかりやすいノートを自分で作るのは時間がかかりすぎます。
ノートを作るだけで受験が終わってしまったという話をよく聞きます。
受験勉強は十分に見通しを立てて取り組んでください。