河合塾の講習の抽選にはずれた人

河合塾の冬期講習「総合日本史演習(発展)」は、
抽選にはずれた人が何十人も出てしまったようです。
それなのに近現代部分の経済外交史の映像教材を出せないのは
非常に心苦しいのですが、何らかの方法で
(1)資本主義発達史
(2)近現代外交史
(3)沖縄史
(4)北海道史
(5)女性史
をマスターしてください。
このうち(3)~(5)については、
『でる日講義−アラカルト−』があります。
(1)(2)についてはワセヨビ(西船橋校・稲毛海岸校)なら、
まだ空席があるのですが、高田馬場の東京校は締め切りました。

さて、その抽選にはずれた方からメールをいただきました。
通年授業を受けていない方です。

<Iさん>
何度かメールさせて頂いたことがあります、地方の現役生でIと申します。冬期講習の早慶大日本史と総合日本史の2講座を河合塾南浦和で申し込んだところ、抽選の結果、早慶大日本史しか受講出来なくなってしまいました。その件で先生に相談したいのですが、自分はマーチ、あわよくば早稲田志望といった現状で、情けないのですがまだ早稲田に特化した対策はほとんどしてません。ですから早大オープンや過去問を解くと、独特な資料問題が多く出題させることもあってか、悲惨な点数です…。そんな状況なので、冬期講習では早慶大日本史しか受講できないことになってしまい、すごく不安です。過去問や予想問題による授業についていくことが出来るのか、また本命のマーチ(立教・青山・法政の受験を考えています)のための知識にはならないのではないか等です。また冬期講習までに、具体的にどのようなプランで進めていくべきなのかご意見頂きたいです。よろしくお願いします。

<石黒>
それは確かにキツイかもしれませんね。
「早慶大日本史」ではそれなりのレベルに到達していることを前提に
問題を解説していきますから、たとえば、
『受験生が本当にほしかった問題集 日本近現代史』に、
出てくる赤字は正解できてあたりまえ、
ノーマーク用語などもかなりマスターした上で、
受講してほしいと思います。
「早慶大日本史」の講座が、
MARCH学習院のための知識にならないということはありません。
ただ、早慶に特化した話が多々でてきますから、
MARCH学習院には無関係の部分も確かにあります。
また、とりたてて講習のために、
何かをしておかなければならないわけではありません。
プランと言っても、
今まで通り単に受験日本史の学習を進めるだけです。
ちなみに、史料問題はABランク史料を
きちんと読解しながらマスターすれば、
見慣れない史料でもほとんどが解けます。
史料中のキーワードに気づかないのは、
史料の読解に慣れていないか、
史料以前に受験に必要なレベルまで用語を覚えていないかの、
どちらかです。
過去問で用語習得レベルを確認していってください。

最近も、S予備校の模試で入試でほんとんど問われない用語が、
出題されていたようです。
入試を分析していない人が作問したのでしょうね。
賢明な方はそんな模試には振り回されず、
あくまでも入試に必要な知識を積み上げていってください。