薪で焼いたうつわ

先日、「のぼり窯」でやきものを焼いてきました。

日本では5世紀に須恵器が作られるようになりましたが、その特徴としてよく言われるのが「朝鮮から伝わった」とか「灰色」ってことです。しかし他にも「ろくろ」を利用して作ったとか、「のぼり窯」で焼いたという点もあるのです。
現在では燃料の薪も高いし、その薪を60時間以上くべ続けるのも大変なので、「のぼり窯」で焼く人はかなり少なくなっています。しかし僕自身は桃山時代のやきものに大変興味があり、炎の思いがけない効果にも驚かされるので、この年に1度の「のぼり窯」が非常に楽しみになっています。

今回は器を34個も焼きました。その一部をごらんください。


ここまで4つは萩焼です。


これは肥前の唐津焼。肥前と言えば有田焼が有名ですが、唐津焼というのもあるんです。

来年4月末に新宿京王百貨店でおこなわれる陶芸展には数十点を出品する予定です。直接ごらんいただけたらうれしく思います。……って気が早すぎますか。