昨年の現役クラスの受講生で、もう一度受験にチャレンジする人から相談を受けました。
<Uさん>
こんにちは。私は去年夏休み後の三大改革の授業から参加したものです。入試は第一志望が国公立でセンターがうまくいかなかったため落ちてしまい、私大もうまくいかず妥協しないでもう一年頑張ってみることにしました。
私は日本史が本当にやばいと気づいたのが夏休みでもう遅かったというのが私大の一般の日本史でうまくいかなかったことです。特に振り返ってみると、授業を受けたところはほとんどできたのですが前半の時代がボロボロでした。
浪人して、また石黒先生に一から教わりたいと思っていたので現役生のみと知り残念だなと思い、相談だけでもと思って連絡させていただきました。
いままで前半は教科書を読んで一問一答をやってきたのですがそれで失敗した今、せっかく一生懸命覚えたことも忘れつつあり危機を感じています。
まず、とにかく日本史の勉強法が確立されていないので取り組みやすい、効率的な勉強法を教えていただきたいです。
また、石黒先生の教材も見てみたのですがどれも良さそうで逆にどれがいいのかわからなくて、もしお勧めがあれば教えていただきたいです。
<石黒>
「本当にやばいと気づいたのが夏休みでもう遅かった」とありましたが、夏休みからでも決して遅くはなかったかと思います。まずかったのは前半部分の学習法でしょう。教科書と一問一答で高得点をとるためには、かなり手間がかかると思います。たとえば一問一答の問題文まで覚えてしまうとか。
私大一般受験で高得点をとる方法は、入試で問われやすいポイントを説明している参考書を丁寧に学習し、まとめたものを覚え、問題演習をおこなうことです。その際に使う教材選びを失敗しないようにしてください。精密な出題情報を持たないままにつくられている教材が多いからです。
当方の教材でお勧めなのは、志望校や習得程度により異なります。自分の弱点部分をおぎなうものをお使いください。
また、学習法についてはこのページが参考になると思います。
ほかにもブログに「独学受験生の勉強法」というカテゴリーがあります。
これらも参考になさってみてください。
「勉強法を確立できていない」とのことですが、単に僕がお勧めする勉強法をやらなかっただけのような気もします。合格するためのコースはいくらでもありますが、最短コースをたどったほうが良いと思いませんか? 世間に合格した人はいくらでもいますが、ふつう自分がたどったコースしか語れないものです。自分の経験ですから誇らしげに語るのですが、残念ながらそれは決して最短コースというわけではありません。合格へのさまざまなコースを知っている人から話を聞きましょう。