センター試験が終わった後、1年前に早稲田に合格した卒業生からこんなメッセージが届きました。
「本日センター試験の日本史の問題を解いてみたんですがやはり悲惨でした」
「もう一年間もノートを見ていないので、枠がぼんやり頭に浮かんでくるくらいで悲しいものです(´;ω;`)」
これは、入試直前期にぎゅうぎゅうに詰め込んだ短期記憶だったため、しばらくして消えてしまったということです。言い換えれば、直前期のこの時期は、目一杯詰め込むべき時なのです。こういう時に覚える量を減らそうと考えるのは本末転倒です。
以前にはある偉人が、「『覚える』という意識ではなく、『本番の試験でどうやって思い出すか』という意識での勉強をして欲しい」「一度覚えたのに答えられないのは、忘れているのではなく引き出せなくなっているから」と言っていました。記憶の種類にもよるのですが、理屈や経験をもって覚えたものの場合、忘れていても一度引き出せば、また思い出しやすくなるんです。せっかく必死になって覚えたのに、引き出す作業をしていないために埋もれたままになってしまっているのは、非常にもったいないと思いませんか?
今は勉強する範囲を狭めるのではなく、どんどん広げていくべきなのです。覚えるのに苦労した経験を思い出して「またやり直しかぁ……」とうんざりするのではなく、「あのとき苦労して覚えたのだから今度は短時間でできる!」と捉えましょう。
『MARCH学習院あるあるチェック』のなかで、例年は立教大が人気ナンバーワンなのですが、今年はどういうわけか立教を選ぶ受験生が少ないようです。いろんな意味で狙い目ですね。立教大の人気そのものが落ちている可能性があるのと、この教材でおトクに受験する人が少ないという意味ですから。立教大のズバリ的中率は非常に高いのですよ。
‘センター明け燃え尽き症候群’に陥ることなく、志望校に照準をあわせて、最後まで詰め込んでいきましょう!
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