精神面の悩みをかかえる最近の受験生

いよいよセンター試験ですね。
冬期講習の受講生から、こんなメッセージをいただいていました。

<Xさん>
明けましておめでとうございます。昨日までのタームで、入試問題を解くためのテクニックを色々を学びました。特に早稲田の誤文2個選べ問題をやる時に、残り3つを正文と判別して解く方法には感動(?)しました。自分は誤文だけを探すことだけにしか集中してなかったので、これからやり方を変えいきたいと思います。自分はよく頭が固いなぁ~と言われるので、もっと柔軟にやっていきたいと思います。緊張する人の話は結構グサッときました。言い訳にしかならないのですが、自分は中学生の時にIBS(過敏性腸症候群)と言ういわゆる精神病を発病して、緊張するとお腹が痛くなります。本当のこと言うと授業受けてる時も結構ヤバいんです(笑)だけどいちいち退室するのもいやなんで、我慢してます。実を言うと僕も石黒先生と同じ陸上部だったので、緊張には慣れてるはずなんですけどね(笑)。色々と試してるんですがまだ、対策法がないのでその不利な分を補えるように日本史で高得点取りたいと思います。新年早々、長文を送ってすみませんでした。

<石黒>
返信が遅くなり申しわけありません。
「誤文だけを探すことだけにしか集中してなかった」とは、
確かにちょっと頭が固いですね。
2行も3行もあるような長い正誤文だったら、
正しいと断言するのは難しいですが、
たとえばセンター試験のような短めの正誤文だったら、
正文と言い切ることは可能です。

それから精神面の話ですが、
最近は同じような人がすごくたくさんいて、よく相談を受けます。
実際、あの教室内にも何人かいるんです。
今やそうした精神面の克服も、
受験成功のカギとなっているのかもしれません。
基本的には思いっきり勉強した上で、
「これでダメならしかたがない」と開き直るのが良いと思いますが、
当事者的にはそう簡単にはいかないのでしょう。
とりあえず当日の緊張対策なら、
書店にあるたくさんの対策本をあたるか、
図書館でかたっぱしから読みあさるとかでしょうか。
自分の心を落ち着けてくれるアイテムがあると良いのですが。

近頃は「試験当日までがむしゃらに突き進めー!!」といった激励が、
万人に通じる時代ではなくなってきているようです。
僕は精神科の専門ではないので的確なアドバイスはできかねますが、
完全に克服とまではいかなくても、
自分でなんとかコントロールしていければいいと思います。
とりあえず、僕は常に現実を見据えて厳しくいきますから、
「今日はちょっとしんどいなぁ……」という日は、
このブログは見ない、とかもアリかもしれませんね。