早稲田予備校には、地方から上京し、一人暮らししながら受講している受験生が結構います。僕自身が地方出身ということもあって、そういう人たちには、なんとしても良い結果を出してほしいと思ってしまいます。今日紹介するI君もその一人でした。パッと見の外見とはうらはらに、ほがらかでポジティブな性格だったので、きっと合格するに違いないと思っていましたが、みごと早大入試最終日の学部に合格できたようです。最終日の試験に受かる人というのは、たいてい「折れない心」を持っているものです。
<Iさん>
早稲田大学人間科学部に合格いたしました。教育学部は残念ながら補欠という結果でしたが、ともかくも早稲田生にはなれそうです。先生のお力がなければ合格はありえませんでした。本当にありがとうございます。先生が次に早稲田予備校にいらっしゃる時に帰郷していなければ結果などを直接報告したいと思っています。まだ本命の商学部、社学は結果待ちなので冷や冷やと過ごす日々が続きますが、一先ず合格したことを報告いたしました。
<数日後のIさん>
早稲田大学社会科学部にも合格いたしましたので、そちらに進学予定です。最後まで諦めずにやり切れました。ありがとうございます。大学に入っても更に頑張っていかなければならないなと思っている所存です。(後略)
<最近のIさんからのメッセージ>
(前略)余談ですが、受講生が喋り勉強にできる限り早くコンバートするように脅してあげて下さい。僕の周りでは喋り勉強が定着しなかった人は思うような結果になっていないので。もちろんそれが全てでは無いのですが、まず喋り勉強ありきだと思います。僕は家ではかなり大声で史料などを読んでいました(笑)
<石黒>
ほほう。それはおもしろい。しゃべり勉強については、これがベストって形が固まっていないので、一つの提案として、「こんなことやってました」ってアドバイスをくれませんか? ぜひ、ブログで紹介したいです。
<Iさん>
そうですね、基本は先生が授業中におっしゃったように単純覚えにならないよう、ノートはストーリーを喋りながら覚えていました。最初はノートの横に取った重要なメモも見ながら喋って、次にメモは見ずに喋り、最後はノートを閉じて、定着したかを確認すべく、喋りました。どこかで引っかかったり、思い出せなくなったらその部分と関連する部分をやり直していました。文化史も、単純に覚えるものは仕方ないとしてつながりを重視して喋っていました。授業をしっかり聞いていれば全然時間がかからず頭にしっかり残ります。
史料の喋り勉強は寝る前、または朝の短時間でやりました。先生が授業で読まれた部分を中心にハイテンションで読んでいました。インパクトに残って定着するかな、と考えたからです。まず、何も隠さず読んで、次に重要用語の意味や、チェックをかけた部分を隠して読みました。基本はその時その時の最近の授業で取り扱ったものを読んでいましたが、以前のものも忘れてはいけないので1週間おきにはやっていました。短時間なので、全然苦にならないです。
あとは、音で覚えることができるものはそれで覚えていました。たとえば、シュタイン:ウィーン大学→シュタウィーンという風に(こじつけ風ですが)
でも、すべて、先生の授業ありきですね。そこを怠ったら何もできません。一時、僕も授業に集中できない時期があって、その時のアチーブメントテストはなんとランク外でした!これは今でも恥ずかしいです!授業は出るのは当然、そこで何を得るかの勝負だと思いました。
これはまた大変参考になるアドバイスですね。「シュタイン−ウィーン」はもちろん僕もやってます。音あわせ覚えは、しゃべり勉強をしていれば、自然と身につく覚え方です。
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