早稲田大文化構想学部に合格した早稲田予備校のOさんが、1年間の日本史の勉強法についてアドバイスをくれました。他にも、文・政経・商・社会科学部に合格した現役生です。つまり受験したすべての大学(!)に合格したってことです。英語が得意だったのが最大の勝因のようですが、日本史も2学期からは校内模試で1位を連発し、相当上がった人なのです。
<Oさん>
15番ページ(編注:中世最後のページ)までは勝田台校舎でズームインDVDを受講していました。職員の方から、日本史なら石黒先生の授業が良いと勧められたので受講したところ、ノートの場所で覚えるというのはもともとやっていた方法だったので、初回の授業で良いなと思いました。ただ、私は早稲田予備校に入ったもともとの理由が、ライブ授業を受けられることでした。しかし勝田台校だと早稲田対策の授業は全てDVDになってしまうので、部活引退を機に全ての授業を西船橋校で受講させて頂きました。意志が強い方はDVDでも全然上にいけると思いますが、やっぱり生授業は緊張感が違うので、通常授業は無理でも講習などを一度受けてみると、DVD受講でも意識が変わると思います。
私の場合、夏休み前は部活と文化祭準備が生活の中心にあって、勉強は二の次でした。アチーブメントテストも、やる気だけはあってもなかなか点数がでませんでした…当然ですが^_^;ただ自分の中で部活や文化祭で手を抜くという考えは全く無く、終わったら誰よりも頑張ると決めていたのであまり焦りはありませんでした。早稲田に受かるという大きな目標はもちろんですが、とりあえずアチーブで上位になろうと決めて頑張っていました。
夏休みは、ライブ授業に切り替える前のDVDを見なおしました。生授業を受けて、自分のやばさと早稲田ならやらなくてはいけないところまで踏み込めていなかったことに気づいたので…。ただDVDの見なおしは、時間がかかって本当に非効率なので、やらないほうがいいと思いました。おかげで夏期講習で受講した文化史とテーマ史がおろそかになって、直前期に泣かされました。
2学期からは1学期の失敗を生かして、次の授業までに復元ができるようにしました。大きな枠組みと流れを押さえてから細かいことを入れるのが基本で、いちばん覚えやすいと思います。復元の方法などは本当に非効率すぎて…直前期前まで頭のなかでしゃべりながら書いていたので参考にならないと思います…。歩きながら復元なども試しましたが、自分は書かないと覚えないのと漢字ミスがひどいことがわかったので^^;ただひとつ思ったのは、眺めているだけじゃ覚えないということです。頭のなかでも紙の上でも、まっさらな状態から自分で考えて思い出さないと、いつまでたっても定着しないということを学びました。
ゴロ、替え歌、しゃべり勉強は絶対使ったほうがいいです。ゴロなどは自分でどんどん作ってました。替え歌は、作っている間にいつのまにか覚えちゃいます(^-^)もともと歴史に興味があったので、楽しく勉強できたことも大きいです。嫌々だと脳が拒絶しちゃうと思うので、「日本史覚えることばっかで嫌だ…」とか思わないようにして、嫌になりそうになったら違う教科に逃げてました。
あとはやっぱりバランスです。日本史が高得点で救われるのは、他の教科でいつも合格点だったのがちょっと失敗しちゃったときとかだと思います。特に英語は大事です。単語などは繰り返し毎日続け、長文にでてきた単語もなるべく覚えるようにしました。長文は私はほとんど感覚で読んでいたので参考にならないと思いますが、読むセンスがあっても単語や熟語は覚えていないと無理です…。私は毎日の予定をノートに書いて終わったら消して…最後に1人反省会をしてました。視覚化するとどの教科が手薄なのか、翌日に何を優先すべきなのかがわかりやすいです。
正直、現役だとどうしても時間が足りないし、浪人生に暗記科目で対抗するのは…と思うこともありましたが、現役ということを日本史ができない理由にしたくなかったので、浪人生のすごい人たちを追いかけるつもりでそこを目指して頑張りました。
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