あけましておめでとうございます。
河合塾の冬期講習が始まりました。通常授業を受けていない人がたくさんいるため、授業についてこられるか心配しています。通年授業の時間が足りないため、僕としてはここぞとばかり「さらに覚えたい情報」を伝授したいのです。テキストの問題は決して難しくないので、貪欲にハイレベルな内容をGETしていってください。
さて、そうした講習の内容を、いち早く『でる日講義−経済・外交史(近現代)−』や『でる日講義−アラカルト−』で受講した方からの質問を紹介します。
<Tさん>
Tです^^お久しぶりです。一つ目はあるある正誤問題からの質問です。p58のあるある誤文の
(13)日中国交回復の結果、アメリカの対中国政策見直しがはじまった。
→日中国交回復より、アメリカの対中国政策の見直しの方が先。
とありますが、ある参考書を読んでいたところ、「1972年9月、訪中した田中角栄首相は周恩来首相らと会談し、日中共同声明に調印します。日本はニクソンショックから早く立ち直るためにも、“アメリカより先に国交を回復させたいという思いがあり”、中国もソ連との対抗上、日中間の連携を強め、さらに日本の協力で経済発展をめざしたいという意図がありました。」とありました。
“アメリカより先に国交を回復させたいという思いがあり”という部分は「中国との国交をアメリカより早く回復したかった。けれども、実際は日中国交回復より、アメリカの対中国政策の見直しの方が先だった。」という解釈であってますでしょうか??
もう一つは、アラカルトの沖縄史からの質問なのですが、早稲田大学教育学部の問題で、「・・・・沖縄戦では、鉄血勤皇隊や( )などに編成された中学生・女学生を含む一般住民が戦争に巻き込まれ・・・・・・」とあり、( )を沖縄史でやった「ひめゆり隊」としたのですが、答えが「女子学徒隊」となっていました。どのような問題文に対しどっちの単語を答えたらよいのかが分かりません。
あと、単なる報告なのですが、河合のセンタープレでは日本史は100点でした。このごろ数回のアチーブメントテストは学校の都合で受けられていません><ので先生も順位表に名前がなくて心配しているかな(そんなこと考えませんでしたよね(笑))と思って報告しときしました。ただ、あくまで私大が第一志望なので、赤本をまだまだやらねばと思います。冬期講習では、「早慶難関大の日本史」のDVDでお世話になることになりました。よろしくお願いします。3月にいい報告ができるようにこれからもがんばります。返信はいつでもかまいません。
<石黒>
日中国交回復について
その参考書の記述は、受験的にはどうでもいい話です。それより肝心なのは、1971年のニクソンの訪中発表、および1972年の訪中を受けて、日本の田中角栄首相が訪中したことです。よろしければその参考書の書名をお教えください。
ひめゆり隊について
「女子学徒隊」と答えていたのは赤本でしょうか? 普通にひめゆり隊で正解でしょう。実際にはひめゆり隊以外の組織もあったため、それらの総称である「女子学徒隊」を答えとしたのだと思います。しかし入試では、そこまでは求められないと思います。
アチーブのことはわかりました。どうしてしまったのだろう? と思っていました。生徒の中でも順位表を見て「あの人いないな……」って思ってた人がいると思いますよ。
1月1日より『MARCH学習院あるあるチェック』の申し込み受付が始まりました。各大学の細かい傾向をつかんで、他の受験生に差を付けたい人は、ぜひどうぞ。実物を見たい人は、校舎で石黒をおたずねください。CDをお聴かせすることはできませんが、テキストはお見せいたします。
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