さらに進化する「日本史道場」

「第4回日本史道場」のための準備を着々と進めています。

今は、講義の予習・復習用に解いてもらう問題をほぼ選び終え、そこに赤字・青字をほどこしているところです。今回のテキストは、当方でカラー印刷する予定なので、問題文中の重要語を赤字にすることで、問題を解いた後にも‘赤シートチェック’ができるようにしたのです。1冊の問題集を二度、三度味わえる『受験生が本当にほしかった問題集 日本近現代史』のスタイルです。

また美術の図版問題には、追加問題を足す予定です。さらに、解答となる用語の出題ランクを表示しようと考えています。これも『受験生が本当にほしかった問題集 日本近現代史』でやってますね。こうした予備校ではできない授業スタイルというのは、わくわくします。

そして当日は、パソコンの入力データの拡大表示にもチャレンジしたいと思っています。何年も前から授業で言っていた「ここに出題校ズラッと見せたら、さすがにみんなも大切さがわかるでしょ」というのが、ついに実現しそうなのです。

さて、今日はその日本史道場に、夏に来てくれた方からの質問を紹介します。

<Tさん>
河合塾藤沢校でお世話になっているTと申します。夏の日本史道場などでワセヨビの生徒たちと自分自身の差が歴然として、その屈辱的な思いはもう二度としたくないと感じたのであらゆる手段を使って過去問を収集して92年のモノまでGETしました。先生が『○○大学は○○好きだよ!』とおっしゃっていたのを覚えていて気になったのですが、95年の慶應義塾大学法学部の大問1の沖縄史の問題をスルーしようと思っていたのですが、慶應義塾大学商学部の問題もちょっとのぞいてみると同じように北海道史の問題もちらほら目につきました。これは石黒先生がよくおっしゃっていた『慶應義塾大学が好むネタは□□、△△、アラカルトに出てくるような北海道・沖縄史だよ!』の内のアラカルトに相当するところなんだなぁ~とか思っていたのですが、やっぱりある程度古い過去問までやっていると、同じようなテーマ史が二度以上出てくるとドキッとしてしまいまして…
そこで質問なんですが、95年の法学部の大問1を見ても近現代の内容なので2学期の通年授業が終わってからアラカルトを取り組む方が得策ですよね?(今は北海道・沖縄史がかなり出ることを自分で理解したのに意識することしか出来ないので、非常にヤキモキしています。)
話は全く変わるのですが、冬季講習はワセヨビで受講することをほぼ決めました。アウェイな環境でレベルの高い生徒たちとの授業なので、なおさら負けず嫌いな性格の自分が燃えてきます!そのためにもワセヨビに連絡をして詳細情報なども手に入れました。(やっぱり何においてもスピードは大事ですね。)それまでに2学期の通年授業は夏休みの骨組みを活かして、先生の板書よりも早く書いたり、様々な出来事のつながりを意識して復元も20分以内で済ませてみます!

<石黒>
日本史道場の経験はなかなか良かったようですね。ただし92年の過去問というと、古すぎて傾向分析に役に立たないこともあります。90年代前半の過去問は気楽に解きましょう。『でる日講義−アラカルト−』に取り組むのは、2学期の通年授業が終わってからでかまいません。それでも十分間に合うので大丈夫です。
冬期講習の心意気、すばらしいと思います。がんばりましょう。

11月6日(日曜)に横浜で開催予定の「第4回日本史道場」については、近日中に詳しいウェブページを公開します。もうしばらくお待ちください。