心配していた河合塾藤沢現役館の通年授業が始まりました。何が心配だったかというと、今年は地震の影響で、藤沢での春期講習がなくなってしまったため、いきなり河合塾用超ハイスピード授業を始めなきゃいけなかったことです。
僕の授業に慣れていない人ばかりの中であれをやるのは勇気がいります。しかし、ぽかーんとしている生徒を気遣っていたら、いくら延長しても授業が終わりません。わき目もふらずに滑舌よくしゃべっていかなけばならないのです。授業前に発声練習もしておきましたから、こちらは準備万端なんですけどね。
実際は授業開始50分くらいまではメモをとる人はほとんどなく、「これはやばいぞー」などと思っていました。ところが休み時間を挟んで後半に入ると、受講姿勢を変えた人が何人か出てきました。賢い人っているものですねえ。飲み込みが早いというか。
そんなわけで授業は意外とスムーズに進んだのです。もしかしたら南浦和現役館の受講生よりも、全般的に集中力が高かったかもしれません。授業後に質問に来た生徒の中には、すでにblogを読んでいた人もいて、それほど悲観しなくてもよかったのか……と思えたほどです。
授業を振り返りながら今思いついたことがあります。例年より1講目の受講者数が少なかったので、それだけ僕の目が行き届いていたという可能性があります。視線が合うと緊張が高まると思うんですよ。まだ1講目ではありますが、ちょっと期待したくなるクラスです。逆に藤沢近辺で日本史受講をためらっている人については、「大丈夫かなあ」と心配になりますけどね。南浦和で春期講習を受けて、通年授業の受講を迷っていた人がいましたが、フタを開けてみたら一番前で受講していました。
計画停電による影響で、夏期講習もどうなるかわかりません。何かと障害物だらけの2011年ですが、がんばって受験を乗り切りましょう。