昨日の続きです。
<伴さん>
次に、時間についてです。気をつけたことは、睡眠時間は削らずに、他の時間を全て受験勉強に注ぎ込むということです。そのためには、友達はつくりすぎないことをおすすめします。励まし合うのは必要かもしれませんが、普段はドライな関係のほうが楽です。例えば昼ごはんも基本的にひとりで、勉強しながら食べました。登下校も絶対ひとりで、電車内でも歩きながらでもとにかく勉強です!全てを受験生で恋をしたがる人がよく出ますが、大学や先生の授業にときめきなさい!本気です(笑)
4月は13時間しか出来ませんでしたが、月末の平均時間割り出しでにんまりしている内に楽しくなり、最終的に1月平均は十七時間です。
やる気の源泉は、勉強が好きになったことですかね。私はかなりの下剋上なので、自分でも全教科ぐんぐん伸びてるのがわかり、かなり楽しんでやれました。
あとは、浪人でお世話になった予備校を好きで、先生方を本当に尊敬していたので、合格実績で恩返ししたいと思っていました。親や友人の期待も大きいです。
時間はわかりやすい指標なので、勉強時間では同じ予備校の全ての人に負けないと思っていました。中途半端に休み時間をつくるとやる気が下がるので、休まないで済むように予定を立てる時に研究して、どの時間にどの教科、集中力下がるタイミングで違うタイプの勉強を、、など工夫しました。
少しだけ直前期の話をさせてください。直前期と第二志望以下は、第一志望のための練習に使ってください。あと英語直前のオススメは、試験前日に受ける学部の最新過去問をやることです。ただ、これは気の弱い人はやめたほうがいいです。
次に気の持ちようについて話します。模試が多少悪くても、後悔している時間は無駄だと思います。むしろ弱点を補充するチャンスだと思ってください。
あと、同じくらいの学力のライバルをつくると燃えるのでおすすめです。
ちなみに私は相当気が強くポジティブ、負けず嫌いで完璧主義者です。たぶん受験向きの性格なんですよね、、。
なので、一度も自分が落ちると思ったことはありません。試験当日も英作文を書き終えた瞬間、受かると思っちゃいました。
受験は、金銭面では厳しいですが、精神面では大きなプラスの一年になるはずです。学力のみならず、周りの人の大切さや、知の楽しみなど、人生を豊かにしてくれる気付きをたくさん与えてくれます。受験生の皆さんが、来年2月に学力に裏付けされた自信を持って試験を突破できることを祈っています。
最後に、石黒先生の授業は本当に楽しかったです。無駄のない授業進行に計算しつくした年間計画、わかりやすい説明、、一年間感動しっぱなしでした。ブログ読者さんはぜひライブ授業を受けるべきですよ!
先生なくしてこの結果はありません。さらに結果だけではなく、日本史を通して学んだ人生観もあります。先生が人生を変えてくれたと言っても過言ではないです。本当にありがとうございました。
伴麻奈美
17時間って相当ですよね?それだけのエネルギーが湧いてくること自体が勝利の理由でしょう。その後、話をうかがったところ、決して具体的に細かく固まった将来像があるわけではないようでしたが、方向性とその水準の高さはしっかりあるのでしょう。やっぱり「自分はこのレベルに絶対受かる!」という意志は大切ですよね。なんとなく「良い大学に行けたらイイナ」くらいの気持ちでは、フツーの大学に終わるのが関の山です。
そしてこんなことも付け加えてくれました。
「成績が上がって満足なのですが、日本史と英語は本番では赤本より相当得点が下がってしまったのが残念です。先生もブログに書いていましたが、やはり練習では得点の余裕を持つのが得策ですね、、。」
やっぱりね……。
そしてこんなスゴイ人なのに、立教大入試ではなんと試験会場を間違えたんだそうです。「新座キャンパスだったのに池袋キャンパスに行ってしまったんです!全速力で新座に行って、間に合うとわかった瞬間の嬉しさは半端なかったです(苦笑)」よく間に合いましたね。たぶん携帯で時刻を調べたんでしょうけど、そんなことができる時代で良かったですね。