慶應大現役合格体験記(2)

昨日に続いて、嶋津さんの勉強法です。

<嶋津さん>
冬休み、近現代がつながる楽しさを知ってから、
ますますやる気が芽生え、過去問を解くペースもあがり、
志望校も確定したので大学別に的を絞った勉強に取り組みました。
冬期講習に抽選ではずれたこともあり、
このころ『でる日講義ーアラカルトー』を購入しました。
女性史や北海道・沖縄史はもちろん、
地図・グラフ問題がとても役に立ちました。
地図・グラフを通して総復習できるとともに
解き方を学べるので、実践的でした。
ただの暗記ではなく、
つながりや時にはカンから導くことの大切さも実感しました。
この映像教材を通して新たに知ったことも多かったので、
それはすべて吸収し、ノートに付け加えたりもしました。

センターの過去問を10年分くらいやり、
一月ごろに遅いながらもようやく日本史が板に付きました。
流れを理解でき、穴を埋めることができ、同時に取り組み始めていた
『あるあるMARCH問題集』でも基本を総ざらいできました。
一分一秒もムダにしない!と思いながら、
自分に厳しく、ひたすら過去問を解く日々でした。
ここで大事だなあと今振り返って思うのは、
やはり大学別に的を絞り、その傾向を知ることです。
時間配分や記述の解答用紙の大きさなど、
直前期には試験当日に安心してできるように
少しでも何か前もって準備をしてみると、
大きく変わるかもしれないなと思います。
そして基本を忘れていてはどうにもならないので、
なめずに基本を復習することも、
当たり前のようで意外に見落としている大事なことだなあと思います。

試験本番は、問題の相性が良かったところが多く、
直前に見た内容も多く出たので、にやりでした。
終わってみると、あんなにやって結局出たのはほんの一部だったから、
一瞬ムダだったなあと思いましたが、
そんなことはないと今なら言い切れます。
すべてを学んでつながってから初めてわかることは多いし、
40面ノートのどの一枚が欠けてもいけないからです。
どんなに一部分のささいなことも、
先生から教わった土台があったからそのどこかにヒットし、
答えを導き出せました。

わたしは最後までぬるかったと思うし、
不完全なまま試験に臨んでしまったと思います。
それでも無事に志望校に合格できたのは、
先生の素晴らしいバックアップのおかげだと思います。
授業を終えたあとでも、
ブログを見れば様々な先生からのお言葉や
多くの先輩方からのアドバイスを見ることができたし、
試験本番でも、頭に浮かぶノートが何よりわたしの強い味方でした(笑)★
高校受験での体験もあり、
精神的に弱い自分に打ち勝とうと
努力した甲斐もあったのかなと思います。
自信過剰になったり、
不安や焦りで勉強が手に負えなくなることが一番いやだったので、
勉強中はなるべく何も考えず、淡々とこなしていました。
また浪人がいやすぎたので、絶対現役!
と思いながらやったのもよかったのかなと思います。

本当に、近道コースでわたしを合格まで導いて下さった石黒先生に、
心から感謝しています!!!
まさか日本史が自分の得点源になると思っていなかったし、
それ以上にまさか合格するとは思っていなかったので、
これもあれもすべては、先生についていったからだなあと思います。
まだはっきりとした夢がありませんが、
この経験をもとに、いつか自分も人の役に立てたらいいなと思います。
これからも、お体に気をつけて、
たくさんの受験生に夢と希望を与え続けてください。

最後に、どんなことも、あきらめずに正しいやり方でやれば、
いつかは実になるということをこの受験を通して実感しました。
この体験を胸に刻み、春から大学生活がんばります♪
本当に、ありがとうございました

文化祭にのめりこんでもけじめをつけて、
やるべきことをきっちりやっている周到さにはうならされます。
ところで、うちの女子スタッフが恐ろしいコメントをしていました。
「先日のKさんもそうですけど、
 こういうタイプは女子に多い気がします。
 気持ちの切り替えが苦手な男性諸君は、要注意ですね」と。
この発言のどこが恐ろしいかわかりますか?
男女の色恋ごとも同じだってことです。
あー、十代の受験生にはまだわからない世界でしょうか。
切り替えがきかずに、うじうじするのは、
女子じゃなくて男子の方が多いんです。
そして哀しいことに、
女子はさっさと別のヒトに乗り換えちゃえるんです。