南浦和からのメッセージ2010(15)続き

昨日の続きです。

<Kさん>
先日、本屋で“でるとこ攻略本”の新しいのを見つけました。古いものを持っていても購入した方がいいですか?

<石黒>
なんと! 確かに改訂版をつくっていたのですが、
出版社からは、まだ本が届いていません。
著者が見るより先に、書店に並んでいるわけですね。
後日あらためて紹介しますが、いくつかゴロをイマ風に改め、
新作ゴロをたくさん入れ込みました。
ぺらぺらめくって、「おっ」と思ったら、ご購入ください。

<Sさん>
最近、友だちとゴロあわせの本から問題を出しあっています。

<石黒>
問題にひねりを入れられるとおもしろいですね。

<Tさん>
もっと功利主義になれるようにがんばります!!

<石黒>
なんでも功利主義ではつまんないでしょうけれど、
受験で勝利するには、
短時間で仕事を片付けられるようになるか、
長時間にわたって集中力を持続させられるようになるか、
そのどちらかが必要です。
一番スゴイ人は、その両方ができちゃうわけですが。

<Hさん>
1学期先生の授業を受けていないので1学期分のところは先生のノートを覚えるのと自力でやるのでは先生のノートのほうが効率的ですか?

<石黒>
お友達のノートのコピーということでしょうか。
それを見て、何をどうまとめているかがわかれば良いのですが、
僕が習得してほしいと考えていることの半分くらいしか、
読み取れないと思います。
それは、今、授業を受けていればわかるでしょう。
ノートの行間で話している内容が重要なのです。

<Kさん>
今日改めて1問1答のこわさを感じました。石黒先生の話をきいて4月に1問一答の使用をストップしてよかったです!!これからも先生一筋で頑張ります。(^^)

<石黒>
「一筋」なんていわれると、くすぐったい感じです。
一問一答で勉強する人というのは、次の3種類のどれかです。
 (1)出題情報を持たず、何を学習したら良いのかわからない、
   やみくも独学受験生。
 (2)英語で稼いで日本史は6割で合格できる、単純暗記派な受験生。
 (3)問題文まで暗記して、早慶合格まで狙う、スゴイ暗記能力保持者。
僕の通年授業を受けているなら、
これはもったいない遠回り学習法ではないでしょうか。

<Kさん>
月曜日、東進のセンター模試をうけました。日本史の解説に五箇条の誓文について「由利、福岡が起草し、木戸が修正した」と書いており笑ってしまいました。自分は次男です…。

<石黒>
センター模試の場合は、正誤文のレベルが低いので、
そう簡単説明で書かれてしまうのです。
そして「次男」とは、現代に生まれて良かったですね。

<Sさん>
出版業界のはなしおどろきました!たしかに、2006年度のカコモンの方がぶあつくて、親切だった気がします。

<石黒>
大学生になったら世間をたくさん知ってくださいね。

<Hさん>
別に歴女とかそういうことではなく、桂さんが好きです。尊敬します。

<石黒>
その「桂」ってのは、太郎じゃなくて小五郎のほうなんですね?
渋い表現で笑えます。

<Uさん>
この前TVで斉明天皇の墓が八角形ってことが分かったって言ってたんですけど出ますかね?古墳の名がけんごづか古墳?だった様な気がします。

<石黒>
出ませんね。正確には牽牛子塚(けんごしづか)古墳です。
最新の考古学で出題されるネタというのは、
もうちょっと違うものなんですよ。
というわけで、そんな情報収集なんてする暇ないので、
1月の「早慶大日本史テスト」か、
「上智・青学日本史テスト」
をお待ちください。
そこで、注意すべき最新情報を列挙したプリントを配布します。