校内模試の明暗

ワセヨビでは毎月アチーブメントテストを行っています。
なかでも5月のアチーブは重要度が高いという話を書きましたが、
結果は9割台の人がかなりいて非常に頼もしく感じました。
その反対に脱落してしまった人もいます。
4月のアチーブではかった、通年授業を受ける前の素の力とくらべて、
校内順位が下がってしまった人たちです。
なぜ下がったのかと言えば、
「他の人たちが授業を受けて伸びたから」というだけのことです。
同じ授業を受けているのに、伸びる人と伸びない人がいるのは、
 (1)授業を吸い取る度合いが違う。
 (2)授業の復習でやるべきことをやっていない。
という2点につきます。
しかし、1カ月受講していたにもかかわらず、
この2つを正面から取り組まなかったということは、
今後もかなり心配です。
なぜなら、僕が何度も提案していた学習法を、
右から左へスルーしていた人だからです。
もしかしたら、今回のアチーブの結果に愕然として、
ついに目覚めたかもしれませんが……どうなのでしょう?
これからも授業の中ではいろいろな学習法を提案しますが、
たぶん僕の言葉だけでは変わってもらえないでしょう。
実際、5月のアチーブメントテスト以後、
授業を受ける姿勢が下向きになってしまった人がいるのです。
授業を休んでしまっている人は、その姿すら見えませんが。

さて、その5月のアチーブメントテストについて、
こんなメールをいただいていました。

<Mさん>
先日は銅剣に関わる正誤問題ついて細かなご返事をしていただき本当にありがとうございました。本日は昨日のアチーブメントテストについて石黒先生に御礼がしたくメールさせて頂きました。体調不良のため昨日は受けられなかったのですが、さきほど問題を解いてみたところ87点(第1回は51点です)でした。目標まではあと13点及びませんでしたが、去年までは大嫌いだった日本史も毎朝満員電車で頭の中で復元するほど好きになりました。(まだ完璧ではありませんが)本当にありがとうございます。この勢いで第3回・第4回…本番と頑張るので、今後ともよろしくお願いします。

<石黒>
着実に伸びているようで何よりです。
ただ、体調不良というのが心配です。
というのは、本番の入試では欠席など許されないからです。
体調管理をするのはもちろん、
たとえ風邪であっても結果を出さなければなりません。
また、慣れた環境の家なら高い点数が出やすいので油断は禁物です。
一方、8割後半なら成績上位者ランキングに名前が載ります。
そのレベルで学習を続ければ、毎回名前を載せられますよ。
それができれば早慶合格も近いのです。
次回を楽しみにしています。

M君のメールをよく読んで見ると、
「目標まではあと13点及びませんでした」と言っています。
目標は90点じゃないんですね。
僕は「87点」という数字を見た瞬間、
「あと3点届かなかったかぁ」と思ったのですが、
僕よりも志が高いところにあるようで、驚きました。
彼に試されているのは‘本番力’です。
次回の結果を楽しみにしています。

●管理人より●
6日(日)から「石黒の日本史道場」の受け付けを開始いたしますが、
お申し込みは携帯サイトからでも可能です。
当日の午前9時になりましたら、
こちらのページに申込欄を設けますのでご利用ください。