論述対策と模試の結果

今週は河合塾の南浦和現役館の授業がお休みなため、
恒例の「南浦和質問大会」はありません。
そのかわりと言ってはなんですが、
前回の「南浦和質問大会」で論述の質問をしたO君から
リアクションがあったので紹介します。

<Oさん>
さっそく慶應(文)のMさんのアドバイスを読ませて頂き、いままでは漠然と考えていたものをまとめて論述していたので文章がぎこちないと自分も感じていました。ですので論述の仕方を切り替えなくてはならないということを実感しました。まだこの時期に気づけてよかったと思います。『決まり文句』ということで教科書も大切だなということが身にしみました。先生の授業では論述を意識して話してくださるのでとてもありがたいと思っています。また改めて『読むだけ日本史』の緻密な作りに感動しました。的を得ているかはわかりませんが教科書を汚していこうと思っています。また質問に行くときがあると思いますがそのときはよろしくおねがいします。
余談ですが例の『かんたん記述模試』で高得点ではないとはいえ先生のおかげで校内で一位となりました。少し残念に感じましたがこのブログですごい人たちの刺激を受けているのでいまの状況に浮かれず向上していきたいと思います。

<石黒>
論述問題の解答作成では、
キーワードを盛り込むことを重視しなければなりません。
歴史好きの生徒がハマる定番の落とし穴が、
ダラダラ説明解答なんです。
要するに自己満足解答というわけなのですが、
採点者から指摘されないと気づかないことも多いようです。
ちなみに、「的を得た」とは言いません。
正しくは「的を射た」ですね。
現代文では必要な知識ではないでしょうか?

そして、河合塾の全統記述模試ですが、
校内1位とはなかなかすごいじゃないですか。
もっとも、そこにあぐらをかいたとたんに伸びなくなりますから、
くれぐれも気をつけてください。

ちなみに、先日、例の某私立高校で僕が作成した試験をやったところ、
旧石器時代~奈良時代という狭い範囲の試験であったにもかかわらず、
8割台から低得点まで、点数に相当なばらつきが出てしまいました。
大手予備校の模試で高得点が取れている人でも、
7割を切ってしまったりしているんです。
これをきっかけに現実の厳しさを知ってほしいものです。
くれぐれも問題集や模試が解けるくらいで満足せず、
志望大学の過去問にあたっていきましょうね。