2月6日に行われた立教大入試について、
こんなメールをいただきました。
<Iさん>
今日立教の全学部がありました。日本史で1つ悩んだ問題がありました。1368年建国の明の首都が現在のどこにあたるかという問題で、選択肢が(1)重慶(2)西安(3)南京(4)洛陽でした。僕は北京と日中関係史に書いた気がして焦った末に、豊臣政権の時の資料(間違ってたらすみません)で「京」に下線が引いてあって「洛陽」とあったのを思い出したので結局(4)にしましたがあってますかね??それにしても今年は傾向通り○○(編注:伏せさせていただきます)ネタの出題でとてもラッキーでした!!!しかも魏志倭人伝の入れ墨ネタもあって、△△(編注:伏せさせていただきます)大学の傾向まで役に立っちゃってニヤニヤでした(笑)
<石黒>
正解は「(3)南京」です。
明は最初、都を南京としていたのですが、
永楽帝のときに北京に移しました。
日本史としてはかなり難問ですが(中略)。
ちなみに秀吉の時の史料というのは、
朝鮮出兵についてのものでしょうか?
だとしたら「都」=北京です。
史料問題で「京都」の意味が洛陽となるのは
「魏志倭人伝」とかですよ。
あやふやな知識は死を招くので、必ず明確にさせておいてください。
実は今、世界史の教科書を読んでいるのです。
都がしょっちゅう変わるので、
「こんなの覚えられないよ!」と思っていた矢先にこれです。
まるで「入試じゃ出るんだよ!」って冷や水をかけられた気分です。
まいりました。