センター日本史6割で、立教大の一般入試に届くか?

先日、急遽立教大を受験することになった方から、
これからの学習法について相談のメールをいただきました。
日本史を本格的に始めたのは、なんと12月からだそうです。
文化史はまったくやっていないとのことで、
かなり危険水域にあるようです。
センター試験では6割取れたそうですが、
その方へのご返事はこちらです。

<石黒>
文化史にまったく手をつけていないのでしたら、
その穴を埋める必要があるかと思います。
当方の直前対策問題集
『MARCH学習院あるあるチェック』には、
立教大向けの問題の中に、
文化史分野からの出題が数多く含まれていますので、
ご覧になったら愕然とするはずです。
立教大の過去問をたくさん解いてもわかるはずですが、
その時間はもうないと思います。
政治史の学習を進めながら、弱点分野を補ってください。

そうしたところ、
「手元に、山川の問題集と、
 某大手予備校のセンター向けの冬季講習のテキストがありますが、
 何がお勧めですか?」
「上智に受かって立教に落ちることがよくあると伺いますが、
 これはどのようなことからですか?」
と、さらに質問をいただいたのです。

<石黒>
センター試験と立教大の日本史では、まったくレベルが違います。
まずは立教大のレベルを知るべく、
1年分過去問を解いてみてください。
次に『読むだけ日本史(1)(2)』を使って、
赤字チェックをしてください。
これと同時進行で、
『MARCH学習院あるあるチェック』を利用すると、
立教大の傾向をつかみそびれることがなくて良いかと思います。
立教大ならではの定番出題ワードがたくさんあるのです。
それを知っているか否かで点差がつくのは当然です。
また立教大では、問題の半分が、
文化史からの出題ということもありえます。
かなりギリギリになりますが、
『でる日講義−とことん文化史−』をお勧めします。
先日のブログでも1.4倍速で受講した人の話を紹介しました。
上智に受かって立教に落ちる原因は、
立命館に受かって立教に落ちたりすることと同義です。
すなわち、出題傾向の違いと、
科目ごとの配点・難度の違いのせいです。
どちらにせよ一刻も早く取り組まなければ、
間に合うことはないと思います。

実はこの後に、さらに質問がありました。
「センター試験でこのレベルで今から上智を受けるのは、
 やはり・・・でしょうか?」
というのです。

<石黒>
上智大を受けること自体は良いと思いますが、
日本史の問題は立教大をさらに上回る難しさです。
どちらにしても過去問を解いてみてからご質問ください。

1月中旬の質問としては、ちょっと驚かされるものがありますが、
英語・国語で得点が稼げれば、受かることもありえるでしょう。
がんばってもらいたいものです。