受験のカギ「どこまで覚えるか」

9日間も連続して休みだったので、
この間に新たな分野の勉強を始めてみたのですが、
日本史初心者とまったく同じ壁にぶちあたってしまいました。
(1)慣れない言葉の洪水で溺れそう。
(2)何がポイントなのかわからない。
(3)各用語をどう整理するべきかがわからない。
これが受験の場合だと「どこまで覚えるか」も重要なカギとなるので、
はるかに大変ですよね。
ちょうどそんな悩みの質問をいただきました。
derutoko.com 教材を使ってくださっている方です。

<Iさん>
石黒先生に質問があります。
1『MARCH学習院あるあるチェック』の(29)の○○古墳(編注:伏せさせていただきます)って時代や県まで意識する必要ありますか?それとも「△△(編注:同上)最大の~」だけでもいいですか?
2『難関大用語集解』の58ページにある、天智・持統・天武あたりの関係ってどこまで意識しますか(系図的理解はいりますか)?
3『どこでも史料問題』の次に難関大用語集解の意外とでる未見史料にも取り組もうと思っているのですが、そのなかで比較的大事ものがあれば、差し支えなければ教えてください。志望は早稲田(文・文化構想・社)です。

<石黒>
1中期古墳であることが問われた問題は見たことがありませんが、
 都道府県名は当然覚えてください。
 基本的に遺跡・古墳の問題は、
 時期と都道府県名から何かを特定させるものです。
2もちろん系図的理解をしてください。
 たとえば、09年の早稲田文学部では
「8世紀初めに相次いで天皇の位についた2人の女性は親子であった」
 の正誤を判別させる問題が出ています。
3とくにこれが重要というものはありません。
 ちなみに普通の史料集に掲載されている、
 Cランク史料の存在の方を気にするべきかもしれませんよ。
 『どこでも史料問題−問題編−』や
 『どこでも史料問題−頻出史料でるとこチェック−』には、
 そのCランク史料の一部が収録されています。

<Iさん>
ありがとうございます。勝手な推測ですが古墳や遺跡とか天皇の関係とかは差がつくような気がするので拾っておきます。(1学期も先生の授業とっておきたかったです、、)あと史料も3点セットフル活用で進めます!!それにしても音声の効果は凄いものがありますし、一見ものすごく長い魏志倭人伝とかも実際に問われたりしたり、史料をやることで内容理解も深まるし買ってよかったです。