独学受験生の学習法(1)

先日、でるとこサイトの「遺言」ページを更新しました。
今年早稲田政経に合格した櫻井君からのアドバイスですが、
大阪で、derutoko.com 教材を使ってくださっていた方なのです。
予備校に通うこともままならない地方の受験生には、
非常に参考になる勉強法ですので、ぜひ読んでみてください
(パソコンでごらんの方はこちらからどうぞ。)

その櫻井君と同じように、
derutoko.com 教材を使いながら日本史を独学した人で、
受験した早稲田4学部にすべて合格した人がいます。
先日、ワセヨビ西船校に来てくださったK君です。
その時に短時間ながらも学習法を聞いてきたので、
それを今日から数回にわたって紹介します。

まず、日本史を独学する受験生が悩む主な点を挙げます。

(1)本当の出題率に沿って作られている参考書はめったに存在しない。
(2)自分でまとめを作ると時間ばかりかかって暗記にたどりつかない。
(3)教科書を読むだけでは何がポイントなのかつかめない。

これらがどういうことなのかは、ここでは説明しません。
すでに過去に何度も書いてきたことですから。
ただし、この3つを「その通りだ」と賛同できない人は、
ここから先は読んでも価値はありません。
とくに(1)などは、
「出題データにもとづく」とうそぶいている参考書もありますから、
それを鵜呑みにしている人には納得できないでしょう。
いや、そもそも出題データの重要性を理解していない人もいますね。
「わかりやすい」や「おもしろい」ことだけで、
授業に満足してしまえる受験生は多いのです。
合否結果よりも‘過程’を楽しみたい人たちなのでしょう。
だからこそ講師サイドは、入試分析などに労力をかけなくても、
受験生を集めることができるのです。
そして、言うまでもありませんが、
予備校経営者が講師に求める最大のものは‘集客力’です。
あー、身も蓋もない話をしてしまいましたね。

さて、このK君は現役時代にどこかの塾で、
日本史の授業を受けていたらしいのですが、
それでは早稲田の問題が解けないことに気づいたそうです。
そして去年の2月に早大解答速報をきっかけに、
僕の存在を知ったのです。
彼の賢さはここからです。
ブログやサイトを読むだけで、
上記の3つを理解しきってしまったのです。

そして、さらにその悩みをうまく乗り越える学習法を編み出しました。
いよいよ明日、写真入りで紹介します。