このブログを毎日チェックしてくださっている方は、
タイトルを見ただけで「なにーっ!?」と驚愕したことでしょう。
そうなんです。
あのYさんが、本当に1位を取ってしまったのです!
何はともあれ、いただいたメールをご覧ください。
<Yさん>
石黒先生、こんにちは。9月30日他のブログでご紹介いただいた社会人のYです。今日は11月15日実施の代ゼミ第2回早大プレの結果をご報告させていただきます。政治経済学部型で85点(平均点46.4点)、受験者数541人中1位(偏差値76.3)でした。9月30日のブログの通り、目標は高く設定し、問題の難易度が高く受験者も実力者が集まると思われる代ゼミ・河合塾の早大模試での全国1位を目指して6月から勉強を始めましたが、まさか本当に1位を取れるとは思いもしませんでした。2位に3点差をつけての単独1位です。10月24日のブログに「全国1位を手土産に早稲田予備校の冬期講習へ」と大きなことを書かせていただきましたが、有言実行できてほっとしています。
8月までの勉強方法は10月1日のブログの通りですが、9月以降も引き続き、でるとこ教材を丁寧に学習し、『読むだけ日本史』『受験生が本当に欲しかった問題集 日本近現代史』を繰り返し、河合出版の『早稲田大日本史』『慶応大日本史』を解いたくらいで、他に特別なことは何もやっていません。11月に早稲田政経・法の赤本を購入し、過去7年ずつ解いたのですが、これまでの勉強の中で出会った問題もありましたが、政経で平均90%強(論述除く)、法で85%強取れるようになっていました。先生の通年授業を受講しておらず、40面ノートもなく、仕事などで思ったように勉強の時間も取れない身でしたが、先生の教材で勉強するだけでも、最短コースで早慶9割を取れる先生の受講生に負けないくらいの実力をつけられることを証明できたと自負しています。私は受験時代、勉強の環境に恵まれない地方出身で苦労しましたが、特に地方の受験生には、先生の教材で勉強して栄冠を勝ち取って欲しいと思います。そこでお願いですが、通年授業に相当する、でるとこ映像教材をご製作いただくことは出来ないのでしょうか?
<教材の感想>
・どこでも史料問題
史料編も勿論すばらしい教材なのですが、強調したいのは197ものワンフレーズ史料が掲載された『頻出史料でるとこチェック』と音声CDです。特に音声CDは言葉から瞬時に何の史料かを判断しなければならず、史料編と『でるとこチェック』で学習した上で、シャッフルモードで頭をフル回転させて聴くことで、瞬時に判別する力がさらに高まりました。
・きたえる論述
私が受験生の頃は、早稲田政経で論述問題が課されておらず、きちんと論述対策をやったことがなかったため、始めは何を書いたら良いのか判らないような状態でしたが、この教材で練習を積むことで、書くべき内容がスラスラ思い浮かぶようになりました。次の段階では「思い浮かんだ内容を制限字数内で重要な項目順にコンパクトに盛り込まなければならない」という壁に当たりましたが、解説をよく読み、次の問題でまた練習するといった訓練を続けることで、ぶち破ることができ、今では論述問題でも大きな失点をすることはなくなったと思います。採点基準が細かく記載されており、また解説が非常に充実しているので、論述問題対策だけではなく近現代以降の理解をより一層深めたい受験生にも参考になると思います。
・聴くだけ日本史(美術史編)
最も苦手なのが文化史、中でも美術史でした。作品名、作者、時期、作品の様式等を覚えるのはなかなか大変です。美術史を苦手にしている受験生は多いのではないでしょうか。しかし、耳からの学習効果は抜群で(家や外で食事をしながら毎日聴いていました)、先生から次から次へと投げかけられる問題に、今ではシャッフルモードでも瞬時にほぼ完璧に答えられるようになり、苦手意識はなくなりました。文学史編のご製作にも期待したいです。
・聴くだけ日本史(内閣編)
難関大共通の問題として「試験時間が足りない」といった点が挙げられると思います。瞬時に判断できるところは、できる限り時間をかけず、難解な正誤問題の判別等に時間を割くべきだと思います。美術史編同様、この教材で勉強することで、どの時期かを高速で検索する能力を養うことができ、時間を節約できます。また、ハイレベルな問題まで踏み込まれており、難関大志望の受験生にはさらに役立つのではないかと思います。
・でる日講義(アラカルト)
沖縄史、北海道史、女性史は通常の政治史等の学習の中で出てくる用語はさらに理解を深められ、出てこない用語はプラスアルファとして習得することが出来ました。地図問題やグラフ問題も、備えあれば憂いなしだと思います。
さて、今月8日に早稲田予備校の冬期講習「早慶難関大の日本史」のテキストが届きました。巻末の付録に今まで見たことすらないような用語が多く掲載されており、感動で痺れています。早速、問題を解いているのですが、強敵の連続に今から気合が入りまくりです。また46問もの大問をたった3日で解説していただけるということで、授業のスピードに付いていけるか不安もありますが、ボイスレコーダーも購入し準備は万端です。全国1位の結果に奢ることなく、講習までに更なる進化を遂げておきます。11月23日実施の河合塾の早大・慶大オープンも受験しました。こちらは今回ご報告の早大プレ以上の手応えがあるのですが、結果が届くのが来年1月15日くらいとのことです。結果はまたご報告させていただきます。以上です。
<石黒>
早大プレ1位獲得、おめでとうございます!
まさかとは思っていましたが、恐れ入りました。
まったく脱帽です。
ここだけの話ですが、
これは学校の先生などでもなし得ないことだと思います。
先生が受けるとなれば、
ヘタな順位で名前が公表されてしまう危険がありますので、
周囲への体面から、そう簡単には受験できないでしょう。
そして実際のところ、高得点を取れる先生は、
失礼ながらなかなかいらっしゃらないのが現実だと思います。
ましてや1位を狙うなど、至難の業です。
河合塾の早大・慶大オープンの結果も楽しみですね。
こんな偉業を達成した方に、
当方の教材を認めていただいて、光栄の限りです。
改めてお礼申しあげます。
通年授業に相当する映像教材に関しては、
数年前より検討はしておりますが、
授業時間が非常に長く、収録環境の問題などもありまして、
膨大な企画として頓挫しています。
でるとこ日本史の集大成といったものになるかと思いますので、
今後、時間をかけて練っていきたいと考えております。
(中略)
それでは、冬期講習でお会いできることを楽しみにしております。
この後、Yさんからまたおもしろいメールをいただいたのですが、
続きはまた明日紹介します。
受験生のみなさん、奮起してください!