同志社対策にベストなでるとこ教材は?

僕の通年授業を受けている生徒からの相談を紹介します。

<Xさん>
(前略)関西の方も受験を考えていて同志社大を受けたいのですが石黒先生の教材で一番対策になるのでしょうか?ちなみに他の受験校は(中略)早稲田大学情報学部です

<石黒>
まず、メールの文章が端折りすぎだと思うのですが、
要するに「同志社対策の教材で一番良いものは何か?」
ということでしょうか。
それから、早稲田大学に情報学部はないと思いますが、
人間科学部のことでしょうか?
基本的な話として、そのあたりの注意力のなさを克服しないと、
入試でミスだらけになってしまうと思います。
正誤問題が弱いタイプなんじゃないでしょうか。

さて、お答えですが、
まず、同志社大の特徴は簡単に言うと次の4つです。

 (1)文化史の出題が多い。
 (2)近現代よりも前近代の出題の方が多い。
 (3)記述問題で難しい漢字も書かせる。
 (4)考古学分野の出題が多い。

このため、漢字ミスをなくすべく、
問題集は選択問題であってもすべて書きで答えてください。
それから文化史対策は大丈夫でしょうか。
夏期・冬期の講習で「日本文化史」を受講していなかった場合には、
『でる日講義−とことん文化史−』がお勧めです。
手頃な教材としては『聴くだけ日本史−美術史編−』や、
『聴くだけ日本史−文学史編−』が役に立つでしょう。
学部ごとの特性はないので、
過去問は他学部まで広く解くとよいと思います。
同志社大にも「あるある問題」は多数存在します。
また9割得点が十分可能な問題となっています。
早稲田とは傾向が違うため、
どちらかに的を絞った方が合格しやすくなるでしょう。
たぶんX君には人科より、同志社の問題の方が、
取り組みやすいだろうと推測します。