一を聞いて十を知る、模試から学ぶこと

11月23日は河合塾で、
「早大・慶大オープン」という模試があったようです。
問題は見ていませんが、例年はほどよく難しい問題が並んでいて、
「さすが大人数で作ってるだけのことはあるなあ」
と感心しています。
いや、他社の模試だと「早大」なんて名前がついている模試でも、
一人の講師が全問を作成していたりして、かなり辛そうなんです。
たとえば、「こんな問題早稲田で出るかなあ?」とか、
「これ、○○年の○○学部の問題そのままじゃん」
とかって問題がよく目につくのです。

過去問をあまり解いていない人でも、
なぜか模試は受験するようなので、
さすがにゲンジツの厳しさが身に染みたかと思います。
なので、これでようやく、
ぬるま湯から卒業できるのではないでしょうか。
とうにそんな世界を卒業していた人は、
これを機に一段とハードルを上げて、
2月の本番に備えてもらいたいものです。

ちなみに、あたりまえのことですが、
模試を復習するくらいではとりたてて成績は伸びません。
間違えたところ以外にも、学習のヌケがたくさんあるでしょうから。
模試とか短期間の講習で成績を上げるためには、
そこで知った入試のハイレベルな水準に、
自分の学習‘全体’を持ち上げなければならないのです。
ときどき模試の解説をまとめたりする人がいるので、
アドバイスしました。

最後に derutoko.com の問題集を買ってくださった方からの、
感想メールを紹介します。

<Wさん>
『日本史事始』を注文させていただいた、滋賀のWです。先日教材が到着しました。ここまで早く到着するとは思っておらず、非常にうれしいかぎりです。そして、今日早速取り掛かり、その内容の素晴らしさに感激しています。日本史に限らず、問題集には「こんなことまでいるのか?!」とか、「なんでここの解説がないんだ!!」というものが多すぎます。しかし、先生の『受験生が本当にほしかった問題集 日本近現代史』は本当にムダがありません(まさにタイトルの通りです)。私が先生の『日本史事始』の購入を決断したのもそのためです。このように教材を注文するのははじめてで、不安もありましたが、購入してとてもよかったと満足しています。先生の本とともに第一志望の合格を目指したいと思います!この度はありがとうございました。

<石黒>
ご丁寧にメールをくださり、ありがとうございます。
当方の問題集の内容にご満足いただけて光栄です。
『日本史事始』は、基礎的な良問を集めた問題集ですので、
これで満足せず、志望校の過去問に当たって
さらなるレベルアップをはかってください。
健闘を祈ります。