教科書熟読勉強法とメモの取り方(2)

昨日の続きです。
K君のメールにあった、
「たまに先生の授業受けてる人でも熟読してるひとがいるんですが」
というのを読んで思い出しました。
そういえば、通年授業を受けている人から、
「教科書を激読するのはどうでしょうか?」
なんて質問がありましたね。
教科書に負けるような授業をしているつもりはないのですが……。

さて、その後、Kさんから返信がありました。

<Kさん>
熟読勉強はほかの塾とかでもよくすすめられているらしいです。○○(編注:予備校名が入ります)のテキストを見たのですがほかの塾は一問一答がメジャーだそうです…メモは略語や記号でとってけばいいのですね!明後日の授業ではそうやってみたいと思います。メモ係と板書係はやはり厳しいですかね。実行する前に相談しておいてよかったです!近現代は面白いので楽しみです!

危うく道を踏みはずすところだったようですね。
よかったです。
ところで、「教科書熟読勉強法」が流行っている理由ですが、
実は容易に想像できています。

 何をモトにして勉強させたら良いのかわからない

からでしょう。
受験日本史の真実を知らない指導者が、
無責任に教科書を薦めているのでしょう。
それを鵜呑みにする受験生もどうかと思います。
過去問を解いてみれば、
それだけでは対処できないことなんてすぐわかるからです。

教科書というのは、そもそも説明が簡素すぎて、
各用語のポイントがわかりにくいとは思いませんか?
他にも時期の整理ができないなど、弱点は非常に多いです。
授業の予習として読んだり、
論述対策のために教科書のフレーズに慣れるためなら良いのですが、
通年授業を受けているのに、復習に教科書を使うとしたら、
授業を軽視しすぎです。
何のために安くない授業料を払っているのでしょうか。

ここまで読んで「通年授業を受けてないオレはどうなるんだ!」
と思った人は、ブログカテゴリー「独学受験生の勉強法」をごらんください。
独学受験生向けの学習法が書いてあります。