いよいよ町田、始まりました

19日は河合塾町田校で体験授業がありました。
さすが人気上昇中の校舎だけあって、
現役生限定の講座だったのに結構な人数で驚きました。
僕が担当する夏期講習や通年授業の増設講座にも、
続々と申し込みがあるんだそうです。

授業の内容は、早慶大で高得点を取る秘訣と、
室町時代の守護大名と日明貿易の講義でした。
僕の言いたいことは伝わったでしょうか?
初対面だったせいか、表情を出さないようにしている人が多く、
本当の感想はわかりません。
どちらかというと、
まだ受験日本史を甘く見ているような気がしました。
取り越し苦労でなければ良いのですが、
これから僕の授業を受けたり、過去問を解いたりする中で、
だんだん気づいていくでしょう。
その時に今日の話を思い出してくれたら……と思います。

基本的には、

 合格ギリギリボーダーをめざす勉強なんてせずに、
 本気で高得点を狙える学習をしよう!

ってことです。

でも、多くのフツーの受験生はラクな道に誘われがちでしょうね。
たとえその場限りであっても、
「7割取れれば受かるからぁ~これだけ覚えればだいじょーぶだよぉ」
って言われるとラクですからね。

冗談はそれくらいにして、一つ問題を解いてみてください。
空欄(イ)に適語を記入しなさい。2001年立教大文学部からの問題です。

 応仁の乱前後から,守護などの権威がおとろえ,各地で農民による土一揆や守護に対抗する( イ )が活発化した。こうした中で,諸国には実力により領域を支配する大名がつぎつぎに生まれた。

正解はこの後です。


ヒントが少なめな感じがしますが、正解は「国人一揆」です。
「土一揆」と並列させる用語で、
「守護に対抗する」用語を考えればいいわけですね。
立教大では似たような問題を、2005年にも別の学部で出題しています。
必ず正解すべき問題ってことです。

土地制度史が苦手な人は多いものですが、
やはり町田校でもそれは同じだったようです。
守護請や国人一揆についての話をしていた数分、
受講生のテンションが下がっていたように感じました。
ちょっと心配になって、出題例を挙げてみたわけです。

一方で、この授業で火がついた人は、
これをきっかけに走り出してください。
授業後に高校2年生が二人も質問に来ていました。
意識の高い人は、コースを間違えなければ確実に上がっていけますよ。