学校の先生のウソと史料の赤字(再)

生徒からのよくある質問に、
「○○が出るって聞いたんですけど、本当ですか?」
というものがあります。
授業中にも、このブログでも、
情報をなんでもかんでも鵜呑みにしないように
さんざん言ってきましたが、
それでも嘘の情報を無邪気に信じてしまう人はたくさんいるようです。
例えば、いくら人柄が良い先生であっても、
入試問題に精通しているとは限りません。
本物の情報だけを信じて、効率の良い勉強をしていきましょう。
今日はそんな嘘の情報に関する記事を紹介します。

学校の先生のウソと史料の赤字(1)
学校の先生のウソと史料の赤字(2)

つい先日も似たようなことがありました。
ワセヨビの通年授業の受講生で、
史料対策の単科講座を取っていない生徒から質問があったのです。
「史料問題をまだやってないんですが……」と。
derutoko.com の『どこでも史料問題』も持っていないようだったので、
「市販の問題集を使う時は、
 そこに出ている問題以外も出題されることがあることを想定してね。
 それと、山川の『日本史史料集』の赤字は
 入試の出題とは関係ないからあてにしないでね。」
と言ったら、驚く表情をしたのです。
通年授業では、受験業界が実際の入試の出題とズレていることを
折に触れて説明しているのですが、
彼女にはなかなか伝わっていないようでした。
よくあることとはいえ、自分の無力さを痛感します。
でも逆に言えば、ジャストミートで史料対策をすれば、
そうしたピンぼけ受験生には絶対勝てるわけです。

同じワセヨビ生から、こんなメールをいただきました。
「史料のでるとこチェック買ってからもう一ヶ月以上たちました。
 毎日授業でやったところまで
 ちょっとした息抜きでやってたんですけど最近史料問題を
 赤本やってるとどの史料かわかるようになってきました。」
彼は少しずつジャストミートに向かっているようです。
効率の良い学習をお勧めします。