入試直前に暗記カード作り!?(2)

昨日の続きです。
カードを使った暗記法で効果があるのは、こんな場合です。

 (1)歴史用語のように用語ごとの順序を覚える必要がない、
  英単語や古文単語の暗記に利用する。
 (2)カードをランダムに入れ替えて、
  暗記できたかどうかの総チェックに利用する。
 (3)確実に覚え終えたカードを取り除いて、
  定着率の悪い用語だけを頻繁にチェックするのに利用する。

しかし、本当にカードを自分で作るとしたら、
相当時間がかかりますよね?
古文単語くらいならまだ数がしれてますが、
2千を超えるだろう英単語のカードを作るというのは馬鹿げています。
大学受験のための英単語暗記は、中学英語と同じにはできません。
それゆえ最近は、英単語のカードが市販されているわけですね。

ところで日本史だったらどうでしょう。
カードの表にできごとを書いて、裏に年代を書けば、
上記の(2)と(3)をやることができます。
しかし、他のできごとと関連させて、
「アレの20年後にコレがあった!」
とつなげて覚えていくのにカードは不向きです。
関連づけて覚える際には、バラバラのカードではなく、
うまく整理されていて、
全体が見わたせる‘まとめ’でないと難しいです。
ということは、‘まとめ’を使って関連覚えをした上で、
今度はカードで年代をチェックするという、
2段階の作業をすることになります。
いや、年代を暗記するために市販のゴロの本を使った場合には、
全部で3段階の作業になってしまいますか。
年代を覚えるためだけにこれだけの作業をするのは、
あまりに効率が悪いです。

だったら‘まとめ’を一度コピーして、
そこの年代にチェックペンをかける方がずっと早いでしょう。
ランダムチェックができないのが弱点ですが、
年代を思い出す際には、そのできごとが、
‘まとめ’のどこに書いてあったのかを思い出す方が先です。
昨日のT君は「瞬間的に年号が言えるように」と書いていましたが、
西暦年代を即答する前に、まずまとめの中の位置を思い出すべきです。
そうすれば「1543」と「1643」を間違えるようなこともなくなります。
なぜならその用語の周囲に、
近い年のできごとが書かれているのを思い出しながら、
年代を答えることになるのですから。

そう考えてくると年代チェックはカードではなく、
‘まとめ’の中でやってしまっていいってことになります。
それでも心配なら、できごとを自分でランダムにしゃべって録音し、
それを聞いてチェックした方が短時間ですみます。