この時期に何をすべきか(3)

河合塾の藤沢現役館では2月半ばに体験講座がありました。
今年度は2年生の授業を持っていなかったせいか、
例年より受講者が少なかったため、
「今年は受験への意識が低いまま、4月を迎えてしまうかも……」
と不安がよぎりました。
しかし、受講後には何人か質問しにきた生徒がいて、
中にはすでにブログを読んでいる人もいました。
その一人からのメールを紹介します。

<Nさん>
今日河合塾藤沢校で先生の授業を体験したNです。実は体験授業の後に少し質問に伺ったのですが覚えて頂けてますでしょうか。先生の体験授業は本当に刺激的なものでした。ありがとうございました。早速私は読むだけ日本史(1)を買いました。そこで質問なのですが、私の学校では近現代をやっているのですが高3の通常授業が始まるまで時間があるので文化史の映像授業をやってみたらどうかという先生のアドバイスをうけ、親にも了承を得たので買ってみようと思ったのですが、私は近現代を学校でやったとはいえ、あまりちゃんとやったとは言えません。 ほとんど忘れてしまった部分も多く、流れをつかんでいない部分もあります。 近現代と文化史の映像授業、どちらを優先させてやるべきでしょうか?また読むだけ日本史(1)をやりつつ文化史や近現代の映像授業をやるより、やはり読むだけ日本史(1)を終わらせてからの方がよいのでしょうか?また映像授業を買い、通常授業が始まる前に1度やったとき直接書き込んでしまっては、もう1度やろうとした時困るのでしょうか?長々と書いてしまって本当にすみません。お忙しいかと思いますがよろしくお願いします。

<石黒>
Nさん、覚えていますよ。
近現代と文化史とどちらを優先させてもかまいません。
肝心なのは早い時期に受験日本史の真実を知ること、
および開講までの2カ月間を無駄にしないことですから。
ただ、弱いところを優先すべきという原則で考えると、
未知の世界の文化史の方が良いでしょうね。
「受験の日本史ではここまでハイレベルなことが問われるのか!」
と驚くと思います。
到達すべきレベルを先に知っておくことは、
これからの受験勉強においては大変重要なことです。
ゴールも知らずに走り出すのは素人のすることです。
また『読むだけ日本史(1)』は同時進行でやればよいでしょう。
これも受験の基本ですが、一つのことしかできないというのでは、
早慶レベルには到達しません。
ちなみに教材にはテキストは1種類しか入っていませんが、
プリントは予備のための1セットが付属するので、
直接書き込んでいけばいいです。
テキストはいちいちコピーを取るほどではないと思います。
検討してみてください。