自分との戦い

入試直前のこの時期のがんばりぶりが明らかになるのは、
もう合格発表までありません。
模試はありませんし、センター試験があったといっても、
難関私大の問題とは性質が異なるため、判断材料にはならないのです。
そうすると一般入試の結果が出るまでは、
隣のレーンを走っている人が、
自分より前にいるのか後ろにいるのかがわからないのです。
この時期は誰もががんばっているので、
自分としては速く走っているつもりでも、
他人とくらべたら実は遅かったなんてことがあるのです。
他の人たちは自転車で走ってた!
なんて学習法の効率の良さの違いもあるでしょうけどね。

鎖国下の日本にたとえることもできます。
江戸時代後期、幕府はそれなりに防備を固めているつもりでしたが、
列強の軍事力にはまったく歯が立たなかったアレです。
他人の様子が見えないということは、自分との戦いになりますから、
モチベーションを高めることが非常に重要になってくるわけです。

スタッフの一人に、入試直前のこの時期に、
1年前のブログを読んでいたという人がいます。
なんでも、受かった人や落ちた人の言葉を読んでいたらしいんです。
「こんなふうに俺も受かってやるぞ!」とか、
「こうはなりたくないなあ」とかって思っていたんだそうです。
ブログのそんな利用法もあるんですねえ。

過去の記事で言うなら、たとえばこのエントリーはいかがでしょうか?
結局、この二人は華々しい結果とはならなかったようです。
参考になるかと思います。