ノートを書く理由(2)

受験生を騙そうとしているのかどうかは知りませんが、
世間には取っつきやすい勉強法を提示する講師がたくさんいます。
「受験なんてカンタンだよ☆」って思わせた方が、
受講生は集まるからでしょう。
しかし、結果はどうなるんでしょう?
ディズニーランドだったら、
お客さんに夢を見させるのが目的でいいと思います。
別に実害はありませんから。
でも受験指導でそれをやったら、詐欺のような気がします。
僕にはちょっとできません。
だからいつも厳しいことを言うのです。

昨日のT君宛てに返信を書きながら不安に感じていたことがあります。
これだけ言葉を尽くしてみても、
もしかしたら伝わらないかもしれないな……ってことです。
頭の固い人や思い込みの激しい人だったりすると、
何を言っても自分のやり方を曲げようとはしませんから。
しかし、その心配は杞憂で終わりました。
こんなメールが届いたのです。

<Tさん>
お返事ありがとうございますm(_ _)m なるほど!!! 出題形式を意識していては最難関では通用しないということですね。(ちなみに僕は早稲田大学法学部・慶應義塾大学法学部目指してます)手書きの理由もよ~くわかりました。ありがとうございます!!m(_ _)m つな近を120%どころか200%使い倒すいきおいでやりたいと思います!! いろいろ言ってしまいましたが、ノート復元は実際にやっています。偉人の方々がやっている頭の中での復元ももちろんやっています。要するに先生は、出題形式にこだわらずに、ノートをすべて覚えることで、いろいろな出題形式に対応するというやり方ですね。それがこの道を極めてきた石黒先生の究極のやり方であるなら僕は迷わずそうします!!! 先生ありがとうございます!!! 感謝いたしますm(_ _)m!!

ちょっと驚かされました。
そのものわかりの良さだったら、
早慶レベルに合格できるかもしれませんね。
結果が楽しみになってきました。

直接通年授業を受けながらも、
僕の意図するものを理解できない受講生は結構います。
そういう人はたぶんこのブログも読んでいないのでしょうが、
時々哀しくなる事実です。
一方で、地方の方で会ったこともない人なのに、
こんなふうに共感してもらえることは大変うれしいことです。
なんとしても勝利をつかんでもらいたいと思います。