夏期講習と『難関大用語集解』の感想(1)

去年は僕の通年授業を受けていたけれど、
今年は他の先生の授業を受けている人がいます。
夏期講習ではそういう生徒に会うことが結構ありますが、
今日、紹介するHさんもその一人です。

<Hさん>
夏期講習ではお世話になりました!久しぶりに生授業を受けることができて、本当に楽しかったです。拾うものがたくさんあって大変でしたが、とても充実した5日間でした!時々、先生がおっしゃっている事で【これ去年拾ってなかったなぁ…】と思うことがあり、焦って書き込んで、去年の甘さを実感していました(>_<)
話は変わりますが、難関大用語集解の凄さに感動しています。予備校までの通学時間が長いので、バスと電車で読んでいるのですが、思わず【オ~!】と声をあげてしまいそうになります(笑)問題が各ページにあって、解き方などをすぐ確かめられるところにも感動しました。
これからさらに使い込んでいきたいです!

<石黒>
いくら去年通年授業を受けていたとしても、
別の先生の授業を受けているうちに、
ピントがずれていくことはよくあるようです。
南浦和では××先生の授業プリントを何枚も持ってきた人がいて、
痛感しました。
その先生が「早稲田は注意!」と言っていたけど、
40面ノートに存在しないという用語に蛍光マーカーが引いてあるのです。
でも、多くは覚える必要のない用語なんです。
プリントは何枚もあって全部見ましたが、
もう蛍光マーカーを引いたことすらムダだと思うんですよ。
Hさんはその辺の事情はもうわかっていると思いますが、
周りに流されてぬるくなったり、ムダなことに力を注いだりせず、
効率よく受験勉強を進めてくださいね。
『難関大用語集解』はかなりハイレベルに作ってありますから、
100%使いこなすのはかなり大変なはずです。
でも、通年授業を受けないせいで、
ぬるくなりがちな自分を叱咤するアイテムとしては最適です。
少しずつ読み進めてください。

このHさんからは、通年授業の先生が、
ある2つの用語の違いについて延々と説明していたことを聞きました。
入試ではその違いなんてどうでもいいんですよ。
ここではそれが何かは明かしませんが、
入試では同じ意味ととらえておけば十分な用語なんです。
受験日本史にはもっともっと覚えるべき用語があります。
ポイントを外さずそれらを拾っていくのがいかに大変か、
本当に入試問題を解いている人ならわかるはずです。
9割を越える正解率が出せるのは、
単純に勉強しているからではないのです。

しかし、どこで「オー!」って声を上げそうになるのでしょうね。
ちょっと気になりました。
もっとも書いた本人も声を上げてるんですけどね。
選んだ問題はハイレベル問題ばかりなのに、
大変スマートでクールに解説ができると「オー!」ってなるのです。
それは講習の生解説でもおこることなのですが、
そこは文字解説の方がキマリやすいのです。
だって、書き直しができますから。
講習とは違ってその場で聴いてくれている人がいないので、
単なる自己満足って話もありますが、
もしそういうところで「オー!」って思ってくださっていれば、
こんなうれしいことはありません。
ぜひ、解答の導き出し方を習得して、
本番で難問にぶつかった時に生かしてください。

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