ひたすら唱えるだけじゃ受からない?

先日、早稲田に合格したSさんからメールをいただきました。

<Sさん>
ブログ拝見してますと残念だった方は皆さん一様に不甲斐無さのあまり必要以上に自分を責めていらっしゃるようで…禅僧のようだなと…いざめくるめく難行苦行の世界へ!!って感じで…(笑)そういう皆さんを正しく方向づけるのも先生のお仕事の大変さだなぁとお気楽に傍観させて頂いておりました(笑)。

そうなんです。これが結構難しいんです。
自分の勉強法を見直すことがもっとも大切なのに、
なぜか苦行に走っちゃうんですよ。
変な話、苦行をするだけで受かるっていうなら、
むしろそれはすごいラクなことですよ?
専修念仏で受かるっていうなら、ひたすら唱えててください。
いや、只管打坐でもいいですよ。それで受かるっていうなら!

単に暗記するだけではアタマにのこらないから、
いろんな工夫をする必要があるのです。
その最大のものが‘考えて理解する’ことです。
それは、ひたすら用語を暗記するよりずっとめんどくさいことです。
だって、ポイントをつかんで本当にわからないとダメなんですから。
一問一答が受験生に好まれる理由はそこにあります。
こんなこと言うと、‘わからない人’には反感を買うでしょうが、
用語集暗記とか、一問一答とかってステージが低いんですよ。
たしかに地方の受験生で、それしか手だてがないって人は
しょうがないのかもしれないですけど、
予備校に通ってるのに、そんなのやってるって信じられません。
カッコだけ受験勉強してるように見えるだけです。
本当に難関大に受かる勉強法じゃないんですよ。
もしかしたら‘ゆとり教育’のせいで
考える脳味噌がなくなってるのかもしれませんが、
ワナにはめられたままオトナになって良いんですか!?

受験日本史は単純暗記と考えて暗記する部分からできています。

さて、ワセヨビの現役生向けの授業は
すでに3週目に入っているんですが、
千葉県域だと2年生の時点で日本史をやっていない高校が多く、
なかなか苦戦している人もいるようです。
まだ部活だなんだと学校行事に忙しい人もいて、心配になります。
そんな千葉県の受講生から質問メールがありました。

<Kさん>
(前略)昨日の授業の受け方は、予習は「一気に読める日本の歴史」を範囲分読み、授業は授業用ノートに書き込み+授業録音。復習は録音したものを聞きながら清書用ノートに書き写す。と言った感じです。授業後たくさんの課題と疑問が生まれました。そこで質問なのですが、予習というものはどれ位するものでしょうか?また復習(ノート復元だけ)に3時間ほど時間をかけてしまうのは良いことなのでしょうか?疑問は早めに解決したいと思いメールさせていただきました。よろしくお願いします。

<石黒>
予習については、でるとこサイトの
「でるとこブログエントリー」のページにある、
以下のものが参考になるでしょう。
「日本史をやるのは初めてなんですが」
「高校2年生の方からの質問メール(1)」
復習の時間は今しばらくは時間がかかってもかまわないと思います。
それが3月開始予備校の利点ですから。

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