再チャレンジの人たちとのやりとり(7)

西船校の無料体験講座を受講した人で、
「南浦和で受けていて浪人して先生の授業を受ける人っていますか?」
という質問をしてきた人がいます。
すぐに思い出せなかったのと、
そんな他人のことなんてどうでもいいじゃないか……って気持ちとで、
一人か二人くらいいたかも……と答えましたが、
少なくとも3人はいたことを思い出しました。4人かもしれません。
この「再チャレンジの人たちとのやりとり」シリーズにも
出てきてます。
もう一度授業を受けるかどうか、って質問は多いのですが、
部活とかで十分に復習できていなかった人は、
授業を吸い取りきれてなかったでしょうから、
もう一度受講する意味は大いにあると思いますよ。
一方で、40面ノートを丸暗記するものだって思ってる人なら、
受けない方がいいと思います。
そんなことできるわけないし、
過去の偉人たちも丸暗記して受かったわけじゃないですから。
僕の提案する勉強法を、去年はやりきれなくて、
「だけど今度はきちんとやりきろう!」
って決意ができる人こそ、ぜひ来てください。
受験日本史の克服の仕方が「ようやくわかった☆」というなら、
周りの人が驚くような結果を出すところを僕も見たいですから。

もっとも他の予備校とのかけもちの場合は、
もうワセヨビ西船橋校しか選択肢はありません。
東京本校は単科受講の枠は締め切ったそうです。
たしかに英国ともワセヨビで受講する人のために、
ちゃんと席を残しておかないとまずいですからね。

さて、そんな河合塾で授業を受けていたSさんから返信がありました。

<Sさん>
夜分遅くすみません。前回の分析と石黒先生の返信をふまえた上で、これからどのように勉強していくか教科ごとに考えてみました。日本史については、遺言を読み直し、自分に必要なところをピックアップし、予習から復元までの手順を確認し、実践してみました。その結果、一回目の復習から復元までの時間短縮のため、今年度は、ノートを書いた状態で授業を受け、『行間』『頻出度チェック』『単語同士の因果関係・似ている単語同士の対比』を特に意識していきます。また、授業を録音し、食事中に聴くなどして、耳からも覚えていこうと思います。ただ録音を聴いたからといって、授業の全体が見渡せるわけではないので、授業は油断せずにきっちり聞きます。英語や国語ですが、『英単語をやろう』『古典単語をやろう』などというように、あいまいなことしか浮かんできませんでした。石黒先生がおっしゃるように勉強法が確立できていません。今は自分でどのようにやればいいかがわからない状態ですので、遺言に書いてある方のを真似させて頂こうと思います。このように自分で考えてみて、一貫して、私には合理的かつ効率的な勉強法と時間の使い方の実践が必要であり、少しも無駄にできる時間はないと思いました。

<石黒>
「ノートを書いた状態で授業を受ける」とのことですが、
これはこれで弊害があることをお伝えしておきます。
何よりも「もう書いてあるから」という気持ちが働いて、
集中力に欠けてしまいがちなことです。
ワセヨビは河合塾とは違って時間に余裕があるので、
板書を写しながら授業を聴くのはそれほど大変じゃないと思いますよ。
似たような状況の人では、
枠だけをだいたい書いてくる人がよくいますね。
どういう方法を選ぶにしても、慎重に考えてくださいね。
ちなみにノートの改訂点は少しだけあると思います。