内容理解が必要な人

今日は河合塾で通年授業を受けていた人からのメールを紹介します。

<Iさん>
去年一年間お世話になりました。今年滑ってしまいました。敗因は内容理解の甘さだと思います。早稲田単語や早稲田ネタは十分拾えていたのだと思いますが、僕は『単語』を拾っていただけだと思います。実際早稲田入試で『うぉーこれは石黒チルドレンじゃないときついなぁ』と思うところもあれば『アレ?これ基礎っぽいけどどんな内容だったっけ?』といったようなものもあり…‥。今年はそこを重点的に改善して行こうと思います。石黒先生は河合塾では浪人生用の授業は展開されてないようなので、早稲田予備校(本校)での単科受講を考えているんですが、日本史の講座が三つあるようで…早稲田志望者は全部とるべきですよね?よく早稲田予備校の日本史のシステムがわからなくて…よろしくお願いしますm(__)m

<石黒>
それは残念でしたね。でも敗因の分析は正しいと思います。
問題はそれをどう克服するかです。
なぜならそう簡単には理解できるように変われないからです。
やるべきことはまず、授業前に『読むだけ日本史』なり、
『いっきに読める日本の歴史』なり教科書なりを
読み込むことでしょう。
授業の最中に理解につまづくことがないようにしたいのです。
次に、ノート復習の際に内容をしっかり思い出していくことです。
そして、I君のもう一つの弱点は、
入試で必要なレベルをとらえきれていないところです。
I君の場合はもう理屈ではなく、
過去問をたくさん解くしかないと思います。
そしてそうした時間を確保することが大きな壁になっていくでしょう。
浪人するなら時間がたっぷりあるというのは大マチガイです!
これは強く言いますね。
さて、ワセヨビの3つの講座とは、
日本史(1)と日本史(2)が2コマ連続のいわゆる通年授業です。
それに対し、でるとこ日本史プラスというのは、
史料・文化などを扱う単科講座です。
せっかく恵まれた環境に身を置けるのですから、
何の迷いもなく3つ取ってください。

もう一年チャレンジするというみなさんは、
I君のようにしっかり分析を進めているでしょうか?
自分自身を、広い視野から客観的な目で見つめるというのは
難しいことです。
中には、
「あの一問を間違えなければ合格していたのに……」
「あそこでケアレスミスしなければ今ごろは……」
などと思っている人もいるでしょうか。
厳しいようですが、最初からやり直すというのは
そんなに甘いことではありません。
まだ目が覚めていない人は、こちらをどうぞ
おすすめエントリーでも紹介している記事です。