25日にワセヨビの西船校で授業がありましたが、
教室の1割がセンター満点獲得者という状況でした。
9割得点者も結構いたようです。
センター試験と私大の試験は性格が違うので、
くれぐれも油断せずに追い込みをしてもらいたいものです。
この時期に手を抜いて私大で撃沈するようなことがあったら、
センター試験では、
「むしろ失敗した方が良かった」なんてことになります。
ここで1通メールを紹介します。
<Sさん>
こんばんは!授業お疲れ様です!毎日聞くだけ日本史を聞いてるんで、久しぶりという感じはなかったんですがやっぱり生授業はテンションあがります!!!直前期になったんで、毎日ノートの復元に励んでるんですが、どんなに頑張っても一日10面が限界なんです(;_;)要領が悪いんですかね??また、一日で40面をチェックすることは可能なのでしょうか?
<石黒>
やり方が違うんだと思います。
40面をまさか全部手書きするわけではありません。
自分に必要なことだけをやるわけです。それは各人さまざまです。
そして、そのためには自分のノート定着度がどの程度なのか、
わかっていなければなりません。
優れた人はジブンというものがよくわかっているものです。
それがわからない人は問題演習で自分を試すしかないでしょう。
ところであちこちの校舎で、
日本史の学習範囲を絞り込もうとする声を聞きます。
「冬期・直前講習の復習と問題集のどっちをやった方がいいですか?」
とか、
「史料問題は『日本史事始』に載ってるヤツをやればいいですか?」
とかって具合にです。
通年授業は取ってなくて、せっかく講習を受けたのに、
講習より問題集を優先する意味がどこにあるのでしょう?
何の迷いもなく両方やればいいと思います。
史料問題がピンチな人もたくさんいるでしょう。
藤沢で行われた「明治・中央・法政大日本史テスト」では、
史料問題で撃沈していた人がかなりいたようです。
だったら今からやればいいじゃないですか。
そうでなければ、出題されないことを祈ってください。
世の中は細木ナントカだの江原ナントカだのが流行っているらしいので、
現代でも「鬼道」が通用するみたいですし。
それにしても『日本史事始』って、
あれは受験勉強の一番最初段階にやる基礎問題集ですよ。
僕が出している史料対策教材は『どこでも史料問題』ですってば。
……ん? 勘違いしてたのでしょうか?
どちらにしても、「追い込む」とか「詰め込む」ってことを
知らない人がいるようで心配です。
僕は今までに何度も‘締切地獄’を愉しんできましたが、
一方で、エンディングをフェードアウトしたい人もいるようです。
なんで「音量=パワー」を下げていって終わりたいのでしょう?
がむしゃらになることを恥ずかしく思う人というのは、
これからも‘ぬるい世界’でしか生きられない人だと思います。