受かるタイプ・落ちるタイプ

今年も大勢の受験生の受験結果を見聞きしました。
そして、第一志望にみごと合格を果たした人たちの様子と、
そこにたどり着けなかった人たちの様子を思い出しています。
僕は歴史も好きですが、心理学というか教育学というか、
要するに人間観察も相当好きなんです。
どういう人が‘受かるタイプ’なのか、ついつい考えてしまいます。

そんなことをしょっちゅう考えていると、
○○をしている人は受かりやすい、とか、
△△をやってる人は落ちることが多い、とか、
それはもう、たくさんの項目が挙げられるようになりました。
それらのいくつかは授業で話しますが、
そんな話ばかりしてたら授業が進みません。
しかも、教室の中の座る位置にも‘受かる席・落ちる席’があって、
そんなの‘落ちる席’に座っている人がいたら話せませんよ。
だから初回の授業では「日本史学習法」プリントを配ってるんです。
これなら時間節約にもなるし、
勉強法につまづいたときにもう一度振り返ることができます。
でるとこサイトやこのブログで
勉強法を紹介しているのも同じ理由です。
とくに、こちらは授業を受けていない受験生にも伝えられますしね。

ところで、その‘受かるタイプ・落ちるタイプ’を大分類すると、
ひとつ大きなウェイトを占めるのは「要領の良さ」です。
ここではその細かい項目までは挙げませんが、
覚え方ひとつ取ってみても、要領のいい人は、
(1)短時間で、
(2)忘れにくい覚え方で、
(3)つながりを重視して、
覚えているんです。
日本史の受験勉強に時間をかける余裕がある人は、
そうそういないと思います。
できるだけ短時間で確実に定着させるべきですよ。
そして、忘れにくい覚え方のひとつに、
ゴロ合わせを利用する方法があります。
授業でボソっとゴロを言うときがありますが、
「これは本に載っていない秘事口伝です」って言わない場合は、
みんな『日本史でるとこ攻略法』(文英堂)に載ってますよ。
それを聞いて「これはイイ☆」って思ったのなら、
あらゆる場面でゴロを使ってください。
本だけでなく、ここにもいろいろ出てますよ。
最近は『日本史事始』にも新作ゴロをいくつか入れました。

膨大な量の情報を頭に入れるには、それ相応の攻略法が必要です。
プレステなどのゲームなら攻略本を使うのに、
受験勉強には攻略本を使わないなんて、本末転倒ですよ。
ゴロ合わせ覚えにかぎらず、
替え歌覚えも、ぬりえ覚えも、しゃべり勉強も、
あらゆる攻略法を駆使して取り組んでみませんか?
一問一答一本槍じゃあステージが低すぎです。

ちなみに‘受かるタイプ・落ちるタイプ’の話ですが、
一年間の間に、後者から前者に転ずる人が何人もいるんですよ。
そうなってくると、見ているこちらは非常に楽しみになってきます。
なんだか観察者な視点で偉そうですが、
「あー、彼(彼女)はわかりはじめちゃったかな?」
なーんて思ってしまうんです。
その生徒に面と向かって言うことはありませんが、
こっそり楽しみにしているのは事実です。