早稲田予備校では月に1度、アチーブメントテストをやっています。
これは入試問題をベースにして僕が作った模試で、
難易度もそこそこ高く量も多くて、解くのはなかなか大変なんです。
2学期に入ってからすでに2度ありましたが、
現役生による‘下剋上’が起こっていて、
大変おもしろく感じています。
今年は稲毛海岸校に下剋上組が何人もいて頼もしく思っています。
そして今月からは近現代も出題範囲に入ってきたため、
‘近現代デヴュー’ができたかどうかが試されました。
自己採点の結果はいかがだったでしょうか?
グラフ問題を2つ出題したので、
それに泣かされた人もいるでしょうね。
ワセヨビでは1月の講習でもグラフ問題を扱いますが、
それを受講しない人には、
『でる日講義−アラカルト−』をお勧めします。
そんなわけで今日は、
そのアチーブメントテストについてのメールを1通紹介します。
<Sさん>
先生こんばんは!メールでは初めまして。早稲田予備校でお世話になってるSです。昨日アチーブがあって9割とれました!巷でうわさの近現代デビューできたのかなって思うと嬉しいです。かなり遅いですがやっとノート覚えのコツがつかめた感じもしました。これに満足しないで次はもっと上を目指して、赤本も学校の授業中を利用して解いて、演習量を増やしていきたいです。こんな感じで近現代は波に乗れそうですが、先生ご存知の通り古代中世がイマイチで克服したいと思ってます‥もちろんあまり時間をかけるべきではないですよね。今のところ、読むだけ日本史で流れを確認→ノート覚え→復元 でいこうと考えてますが、何かアドバイスがあればお願いします。乱文失礼しました。寒くなるのでお体に気をつけて下さい。これからもよろしくお願いします!
<石黒>
おーっ! おめでとう! すばらしいです。
「ノート覚えのコツがつかめた」というのもいいですね。
これからは近現代の勉強をしながら、
昔の部分の復習を同時に並行してできるかどうかが、
次のハードルになりますね。
その方法は基本的にはSさんの言うとおりですよ。
その際、近現代とは違ってできごと同士のつながりが少ないので、
気持ちを切り換えて臨んでください。
ただ単に覚えなきゃいけないところが多いわけです。
今回9割取れたということは、
三大改革のページも十分習得できたということですから、
そういう「理屈抜きでとにかく覚えていく」
ということもできつつあるんじゃないか、と思います。
ところどころ
授業を録音したものを聴き直したくなるかもしれませんが、
それはできるだけ少なめにして、
時間がかからないようにしてください。
またつまずいたら教えてください。
実はこの後、各校舎で「9割取れました!」報告がありました。
「自己採点に興奮して夜眠れませんでした」なんて人もいて、
いよいよ群雄割拠の時代に入ったようです。
これからが非常に楽しみですね。
そういう中で、このSさんのメールを頼もしく思うのは、
近現代デヴューで満足して終わりにせず、
試験が終わった直後からもう次のステージを考えているところです。
安住したら終わりってのは、人生の基本ですよね。
明治時代の製糸業の人々は、座繰製糸に安住しませんでしたしね。
僕も次のステージを考え始めています。