早慶対策講座で知る厳しいゲンジツ

河合塾の冬期講習には、通年授業を受けていない人がたくさん受講しにきます。授業内容のレベルの高さに驚くことが多いようですが、「早慶大日本史」を受講すると、本当に厳しいゲンジツを突きつけられるようです。なぜなら問題の解説をするついでに、過去の卒業生の正解率と合否結果を紹介するからです。日本史以外の科目の正解率が高ければ、それで受かることもあるでしょうが、そうでもない場合、日本史でもしっかり高得点を出さなければ受かりません。それをはっきりとした数字で知ることができるのです。

講習中にこんな質問をいただきました。

<Tさん>
はじめまして河合の冬期講習で初めて授業うけました。厳しい現実をみました。完全に夢見てました。直前ゼミ?までに鍛えなおします(;_;)やばいです(;_;)
資料集に農民労働党は治安警察法で取り締まられたってかいてあるんですけど、治安維持法じゃないのですか?教えてください!
あと、わたしは早慶日本史だけで発展の講座はとってないのですが、でるとこは同じような内容なのでしょうか?

<石黒>
農民労働党がどの法律で取り締まられたかは、辞書にもあまり書いてなく、入試のためには覚える必要はありません。たぶん治安警察法で正しいのだと思います。逆に、冊子の年表に書いてあったとおり、治安維持法が初適用された事件は1925~26年の京都学連事件です。
それから「でるとこは同じような内容……」の意味がわからなかったのですが、当然、まったく違った授業内容です。それゆえ両方取っている生徒が多いのです。

早稲田大学では社会運動についての問題がよく出ます。しかし、どの用語を、どのポイントに注目して覚えておくべきかは、なかなかわからないでしょう。上記の農民労働党だったら、何がポイントかわかりますか?

でる日講義−経済・外交史(近現代)−

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