南浦和質問大会(7)

今週の南浦和は開国から幕末のところをやりました。
いよいよ近現代です。ギアチェンジはできそうでしょうか?
このブログでもさんざん書いてきましたが、
状況の変化について行けない人には地獄が待っています。
正直なところ、危険な雰囲気の人はちらほらいます。
もっともそういう人は、
このブログを読んでいない可能性が高いんですけどね。
なんとも皮肉な話です。

さあ、今日もメッセージに答えていきますね。

<Tさん>
今日の先生の話おもしろかったです。近現代頑張ります。明の星でも映像流してください(泣)

<石黒>
一部の高校で僕の講義映像が使われるようになりました。
‘derutokoこっそり全国化’計画です。
ってのは冗談ですが、もし機会があればごらんください。
また、これは学校からの依頼があってのことで、
こちらからとくに売り込んでいるわけではないんですよ。
最近は、高校も合格実績を上げるために必死ですね。

<Kさん>
学校では近現代からやっていたので、意外とよゆうかなと思っていましたが、全然ちがいました。早稲田は近現代から50%出るらしいので頑張ります。

<石黒>
こんなこと言ったら失礼ですが、学校と違うことをやってこそ、
入試で段違いの高得点が出せているんですよ。
学校と予備校じゃ、違ってあたりまえなんですよ。
上記のような高校が出てくるのもそのせいです。
違いに気づかなかったら、予備校に通う価値はありません。

<Iさん>
近現代ツライです。手を動かし続けて痛いです。

<石黒>
そうでしょう。メモを取るべき所が相当たくさんありますよね?
だからこそ、近現代は事前に骨組みを固めておくべきなんです。
そうすればだいぶラクになると思います。

<もうひとりのKさん>
近現代は”録音”やめます

<石黒>
ほらね。こんな人もいます。
K君は夏に十分習得していたので、それで行けると思いますよ。
‘日本史短時間化’計画を進めてください。

<Nさん>
近現代は去年やったはずなのに、ごちゃ2になってます……。

<石黒>
近現代デヴューしちゃう人がいるので、
おいてきぼりにならないようにしてくださいよ。

<もうひとりのTさん>
先生の文英堂の近現代問題集でMARCHレベルだったらA~Cランク用語までは全部拾った方がいいのですか

<石黒>
何言ってんですか!?
A~Cランク用語なんて、どの大学でも必要ですよ。
『読むだけ日本史』の赤字レベルです。
というわけで、MARCHレベルなら、
Dランク用語をどこまで拾えるかが勝敗の分かれ目です。
もしかして、勘違いしました?

<Sさん>
時間がたつのは早いですね。残り半分頑張りましょう。あれからも漢字間違い見つかりました。注意をとっても払う必要ありです。

<石黒>
やはり氷山の一角でしたか。
漢字ミスは自分で気づかないことが多いので、
S君のようなタイプの人は、相当気をつける必要があります。
これから2月の本番まで注意し続けてください。

<Oさん>
夏休みにセンターの過去問を集めた問題集をやりました。その中に、シャクシャインとコシャマインをひっかける問題がいくつかありました。ノートにはなかったのですが、どうしたらよいのでしょうか?

<石黒>
はい。それこそ「北海道史」で扱うネタです。
河合塾では冬期講習の「総合日本史演習(発展)」で扱います。
もし受講できなければ、『でる日講義−アラカルト−』をどうぞ。
頻出用語ですよ。

<もうひとりのIさん>
あたしは先生の宗教についていきます!!

<石黒>
いや、宗教なんて言うと誤解されちゃいそうです。
「石黒は生徒を騙してる」って誹謗中傷は定番ですから。
でも、ありがたいことだとは思っています。
ぜひ来春に合格を喜びあいましょう。

<もうひとりのSさん>
ぼくたち三人、石黒チルドレン、むしろ石黒信者になります。

<石黒>
いや、だから‘信者’なんて言っちゃだめだってば。
僕を信じるというよりは、40面ノートと授業内容を信じてください。
そして後は、いくつもの効率の良い勉強法ね。
ぜひそれをやりきって第一志望合格をつかんでください。

ちなみに、先週の質問の後日談があります。
「早稲田の日本史」という本についての話がありましたが、
その彼が実物を持ってきてくれたのです。
微妙にタイトルが違っていたのですが(ここでは明かしません)、
予想(懸念)していた本でした。
要するに「いくら早稲田でもそれは出ないよ」という内容が、
「これでもか」というほど列挙されているんです。
それはもうEランクなんて超える、Fランクの用語たちですよ。
そんなものに手を出せる人なんて、この世にいません。
万が一そんな余裕があるなら、数学や理科を習得して、
東大とか国公立をめざすと良いと思います。
彼はそんな用語に手を出す余裕がないことを自覚しているはずですが、
ついついタイトルに惹かれて買ってしまったのでしょうか?
「見栄えって肝心なんだなあ」と、
思わず自分の出した本を見つめてしまいました。

はい、『受験生が本当にほしかった問題集 日本近現代史』のことです。
この本は、中身には相当な自信を持っていますし、
市販の問題集であるため、値段も千円ポッキリと、
大変なお買い得となっているにもかかわらず、
見栄えの悪さで非常にイマイチな売れ行きなんです。
『いっきに読める日本の歴史』はおかげさまで、
とっくに重版となったのですが、
『本当にほしかった~』の方は、てんでダメなんです。
思わず授業中に僕が考えていた表紙案をしゃべってしまいました。

一方、先週、顔色の悪さを指摘してくださったSさんは、
落ち込む僕のことを気づかってか、
「今日は(本当に)顔色良かったです。近現代の問題集、先生のデザイン案のが欲しくてたまりません。」
と書いてくれました。やさしい人ですね。
どちらもお世辞かもしれませんが、どうもありがとうございます。
もし絶版なんてことになったら、必ず例のデザインで出します!
まあ、また自費出版になるでしょうケド。

derutoko.comでは、これに懲りず中身で勝負の教材を作っていきます。