自分に足りなかったものを考える

今日は、第一志望の慶應大が不合格となったため、
もう1年勉強すると決めた受験生を紹介します。
彼は、今回の失敗を、
精神力が足りなかったことが原因だと分析したようです。

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今までどこの大学を受けても緊張することはなかったのに、慶應の本番入試では1時間目の英語のときに最後にミスに気付き、そのミスがずっと頭に残ってしまい、切り替えようとも切り替えられず、肝心の2時間目の日本史で落ち着いて問題を解くことができませんでした。
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とのことですが、英語に関しては、

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発表後に自己採点をしてみたら過去最高の点数を叩き出しており、その時英語でダメだと思わずいつも通りに日本史を解くことができれば…と思ってしまいますが、まぁ今更思ってもしょうがないですよね。
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と、なんとももったいない話ですね。
その報告へ、以下のようにお返ししました。

<石黒>
報告ありがとうございました。
結果は残念でしたが、敗因を自分なりに分析できたようですね。
自己採点の結果が良かったことはあまりにも皮肉ですが。
そんなこともあるんだなと、僕にとっても勉強になりました。
あとは、K君が1年間かけて勉強しながら、
どうやって弱点を克服していくかでしょう。
僕が授業を通して直接指導できないのは残念ですが、
今の気持ちを忘れずに、
試験日まで自分を高め続けられれば勝てるのではないでしょうか。
でるとこサイトやブログにも、
参考になることはたくさんあると思います。
よかったらこれからも活用してください。
健闘を祈っています。

今現在は、悔しくて「来年は絶対受かってやる!」と思っていても、
なかなかその気持ちが持続できないのが、多くの浪人生の実態です。
この‘やる気’を持続させる手だてを、何か持っていますか?
不合格通知をしょっちゅう見るのも一つの手でしょう。
でも、やがて慣れてしまいますから、
いろんな手だてを持っておく必要があるんですよ。
いずれ、「なかなか‘決意’は持続しないものなんだな」と、
実感することになるでしょう。
自分を知り、人生を知るのも、大学受験の副産物です。