中央大法学部国際関係法学科にいってみましょう。
この学部は、
一文ごとに正誤判別をさせる厳しい問題があるところです。
<Kさん>
今日、中央の法学部国際関係法でした。あやふやなトコがあったのでいくつか質問させて下さい。例によって正誤判別問題です。
問 1192年に源頼朝が征夷大将軍に任ぜられたが、一方1086年から1179年まで白河上皇、鳥羽上皇、後白河上皇が院政を行った。
ノートで1179の後白河幽閉の時既に法皇だったとこにつっこんでいいのか…?また、頼朝の事が前半にあるので後白河がいたから、なかなか征夷大将軍になれなかったので1179は早すぎる!とつっこんでいいのか…?とりあえず×にしました。
問 江戸時代、人や馬による輸送は、車輛が用いられることがほとんどなかった。
まず車輛がわからなかったんですけど両って読んで、×にしました。
問 河村瑞賢は、幕府から依頼されて東北地方の幕府直轄領からの年貢米を江戸まで廻送することを請け負った。
もう勘で×にしました。
そして書きの問題で、条文上の文言を記入せよという問題がありました。
問 天皇は憲法の文言によって統治権を「(1)」するとされ、~~天皇が親政を行うのでなく、内閣が「(2)」というかたちで天皇の行政権を行使し、議会が「(3)」というかたちで天皇の立法権を行使した。
1と2は総攬と補弼ですよね?でも総覧にしてしまったんです!3が思いだせなくて承認にしてしまいました。(T_T)
あと今日の問題に海軍と陸軍のそれぞれの統帥機関の名称と各機関の最高職名を聞いている問題がありました。早慶の講座のプリント付録 様様でした。試験中先生の姿の後ろに後光がみえましたよ。笑
<石黒>
問 1192年に源頼朝が征夷大将軍に任ぜられたが、一方1086年から1179年まで白河上皇、鳥羽上皇、後白河上皇が院政を行った。
これは正文のような気がします。
1179年というのは後白河法皇が幽閉されて院政が停止された年です。
すでに法皇じゃないかというつっこみは……普通はしませんね。
もっとも、1183年に平家が都落ちしたので後白河院政は復活しました。
問 江戸時代、人や馬による輸送は、車輛が用いられることがほとんどなかった。
これは×です。大八車とかがありました。
問 河村瑞賢は、幕府から依頼されて東北地方の幕府直轄領からの年貢米を江戸まで廻送することを請け負った。
正文です。要するに東廻り航路の開拓をしたって話です。
憲法の問題は(1)総攬、(2)輔弼、(3)協賛でしょうね。
総攬を書かせるとは厳しいです。
ただし教科書にもある用語なので、
総覧では正解にはしてもらえないでしょうね。
難しかったところは潔くあきらめて、
そうでなかったところを習得しておいてください。