第一志望以外の過去問は?−南浦和での質問(2)

例の南浦和でのメッセージにまたお答えします。

<Nさん>
第一志望以外の赤本は何年分位やればいいですか?

<石黒>
とても一概には答えられません。第一志望への思いが強い人は、第二志望以下の過去問なんて、たくさんやってる余裕はないでしょうし、一方で、第一志望というのが理想高めの大学、いわゆる「記念受験大学」だった場合には、夢を追っかけるだけじゃなくて、地に足をつけて、「現実的第一志望大学」の過去問を、しっかりやっておく必要があるでしょう。ちなみに、本当に傾向をつかむためには、受験する学部を3年分くらい解くだけでは、問題形式と難易度がわかるくらいで、傾向をつかむなんてことは、ほとんど不可能です。最近の赤本が3年分しか載せないのは、経営上の問題でしょう。確実に購入者は減っているでしょうから。

これ以上詳しいことは、この公開の場では書けませんが、本気で過去問研究というなら、受験学部以外の学部も含め、5~8年くらいはやらないと意味がないでしょう。早慶クラスともなれば、もっとやりたいところです。ただし、現実的にはそうした時間は取れないでしょうね。だからこそ、何よりも授業のノート覚えに全力を注ぐべきなのです。

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まだメッセージがありますが、明日につづきます。