ワセヨビの夏期講習で、文化史・テーマ別日本史、
さらに早慶難関大の日本史を受講してくれたY君からメールがきました。
<Yさん>
文化史、テーマ史を通して、いつも先生がおっしゃられている、『わしづかむ』事の大切さに改めて気付かされました!
自分が復元が完璧にできなかったのはそこに原因があったんだと思います。西船でのテーマ史が終わった後、先生が帰るのを偶然見かけました。声をかけようか迷いましたが、クタクタになっている様子だったのでやめました!
ここまで力を尽くしてくださる先生はほとんどいないと思います。だからこそ、逆に先生が本気なのに、生徒の自分たちが本気にならないのはおかしすぎる!と思いました。1学期は先生のありがたみが今の半分くらいしか分かっていませんでした。本当に申し訳ないです。2学期や早慶難関大では120パーセントの力で先生の言葉を吸収したいと思います!
質問って言うより感想みたくなってしまい、すいません!明日からの早慶難関大を楽しみにしてます!
<石黒>
一つ一つ単発で覚えることより、
政治史なら政権担当者別に各政策をまるごとごっそりわしづかんだり、
文化史なら作品を、時期別、
さらにはジャンル別でまるごとごっそりわしづかむことが大切なんです。
ちなみにこれは出題されるものが何かわかっているからできることです。
何が出題されるかわかっていない場合には、
問題を解く時に「わしづかんで覚えたあの中に答えがあるはず!」
などとは言い切れないため、
いくらまとめて覚えたとしても正解には至りにくいんです。
出題データにもとづいて覚えるものを選び、
それをゴロやわかりやすいまとめノートで覚えるというやり方は、
なかなか誰にでもできることではないと自負しています。
日本史の講習の終了したY君は、
残りの夏休みをノート・プリント覚えに全力投球してください。
その後のY君からの返信によれば、
去年はTという予備校に行っていたそうです。
石黒先生のように覚えるべきところに強弱がなく、
すべてを覚えなければならないという状況でした。
正直消化しきれていないところが多々あり、
それが立教には届いたけど、
早稲田には程遠いという結果を招く事になったのです。
とのことでした。
Y君のように気づいちゃった人は、全速力でつっ走ってください。
先日のエントリーにあった同じTという予備校に通っていた彼女も、
Y君みたいに早く気づいちゃうことを祈っています。